ゼミ研究・活動
第二回やまがた健康・介護フェスタに参加しました
「第二回やまがた健康・介護フェスタ」に出展し、食事チェックと食事相談をさせていただきました。
来場された方々は、普段目にしないフードモデルに「こんなものがあるんだね、すごいね」と興味津々で、幅広い年代の方に体験していただくことができました。
食事チェックの結果表を見て、「野菜が足りていないな」とか、「乳製品はそういえばあまり摂らないな」など、食事を見つめ直してもらえる機会になったようです。
私たち学生にとっても、市民の方々に食事に関してお話をするという貴重な経験をさせていただき、普段学んでいることと結び付けて「どう話したら伝わるか」、「どんなことに困っておられるのか」などとても勉強になりました。
このような地域が行っている健康増進に向けたイベントに楽しく参加し、市の管理栄養士の先生方の取り組みを感じることができました。(藤田研究室 M.A)
食事も運動も大事!~資格を生かした指導~
令和元年からだ改善プロジェクト第5回目を実施しました。始めに、個別指導での結果からリーフレットを用いて、噛むことやたんぱく質について説明しました。さらに今回は、同じゼミ生の健康運動指導士の資格を取得した小澤さんの協力を得て、参加者が続けやすい運動を取り入れた自宅でもできる簡単トレーニング法を紹介しました。参加者の方と一緒にトレーニングをしながら、寒くなるこれからの時期こそ身体を動かす習慣をつけることが大切だと呼びかけました。運動について私自身も初めて知ったポイントがあり、資格を取得しているからこその知識の違いを感じました。
調理実習では、参加者の方から「手際よく教えてもらえ、スムーズにできた」「味付けが薄いと思わなかった」など声をいただきました。一方、「前回と比べて今回は静かに食べるだけで、もっと話し合えたらよかった」という意見があり、調理実習だけではなく、コミュニケーションの重要さを改めて実感しました。
また、終了後には、毎回反省会を行っており、準備や当日の流れについて、意見交換し、次回にどう生かしていくのかを話し合っています。参加者の方や反省会での意見を次のプロジェクトに生かしていきたいと思います。(笠井研 筑地 麻惟)
商品化への第一歩
4月から取り組んできた地域食材を活用した手土産商品の商品化。美濃市の和菓子屋さんにご協力いただき、何度も相談を繰り返してきました。この度、秋らしさをイメージした和菓子の1回目の試作品が出来上がりました。秋らしい色で、しっとりとしていて、とても美味しかったです。
試作品の試食アンケートの結果、甘さについての質問に対し、「丁度良い」と「回答される方、「甘すぎる」と回答される方がおり、人の好みの違いを改めて実感しました。また、和菓子の中に入っている栗の大きさについての質問に対し、私たちはもう少し小さいほうが良のではないかと思っていましたが、アンケートの結果では、もう少し大きいほうが良いと感じた方が多く、自分たちの意見だけではなく、周囲の方々の意見も参考にしながら進めることが重要であることを再認識しました。今後より良い商品になるよう話し合いを重ねていきたいと思っています。
最後になりましたが、商品化にご協力いただきました和菓子屋さん、アンケートにご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。(笠井研 小澤葵弥音、豊田歩実)
南瓜と大豆を組み合わせ!試してみたくなる調理実習に
2019年度健幸はつらつセミナー第2回目を実施しました。糖尿病予防をテーマとした食事の工夫をお話しすると共に調理実習を行うことで、より分かりやすい食事指導を目指しました。今回は食物繊維、炭水化物が多い食材の利用、味の変化を楽しむ食事の3点について注目し、これらを踏まえた献立を作成しました。
調理実習では食材選びや調理法のちょっとした工夫をご家庭でも試してみたいと感じてもらえるように、献立やレシピを試行錯誤しながら作成しました。大豆と南瓜のサラダは彩りをより良くするためトマトを飾り、カレー粉を加えたことで味に変化を持たせることが出来ました。また、黒ごまミルク寒天はより滑らかにするために黒練りごまに牛乳をよく混ぜてから使用しました。その他の料理についても味を調節したり、食材を変更したりと試作を重ねて献立を決定しました。
これまで笠井研究室では調理実習を含めた栄養教室を2度行っており、その反省点を生かして作業工程を分かりやすくする事や同じ研究室のメンバーとの情報共有を早めに行った結果、落ち着いた状態でセミナーを始めることが出来ました。一方で、実習室の急須や湯のみを確認しておらず、当日に慌ててしまった点もありました。食材も含め使用器具や食器に至るまで把握しておくことがとても大切だと改めて感じました。
アンケートでは参加者の方全員から調理実習の内容について家庭でも試してみたいと思ったという回答を得ることができました。特に、水煮の大豆を使用した南瓜サラダは「南瓜サラダに大豆を加える発想はなかった」「ハンバーグやポテトサラダに大豆を入れてもいいかも」などのお声を頂くことができ、考えてよかったなと思いました。
セミナーの開催により、参加者の方の健康への意識付けを行うとともに、自身の成長にもつなげることが出来ました。今後もこの経験を生かしていきたいと思います。(笠井研 中村薫)
料理教室だけが管理栄養士の仕事じゃない!
令和元年からだ改善プロジェクト第4回目は、参加者の方の食事記録や食事の写真を確認しながら、個別相談会をしました。参加者の方から話を聞き、問題点を探り、それに的確に答えることも管理栄養士の仕事だと思うと同時に、大変さ、知識のなさも実感しました。1人20分の予定が思うように終わらず、次の方をお待たせしてしまったり、参加者の方中心の会話を続けられなかったりしました。今回の結果を踏まえて参加者の方の食習慣が改善されるよう、次回に向けて準備したいと思います。
また、参加者の方の第一声は、「記録してみて食べ過ぎていることが分かった。」「野菜摂取が意外と少ない気がした。」「毎日、おやつを食べていた。」等でした。記録をすることで自らの問題点に自ら気づかれており、記録することの大切さを再認識しました。今後、自分のやったことを記録し、振り返る習慣をつけていきたいと思いました。(笠井研 今井茜、筑地麻惟、中村薫)