健康栄養学科

ゼミ研究・活動

産官学連携 フレイル予防のお弁当考案 開始!

 食生活改善普及運動の取り組みのため、生活協同組合コープぎふ芥見店様と岐阜市健康部健康増進課様と岐阜女子大学がコラボし、9月にお弁当を販売することになりました。第1回目の打合せをかねて、コープぎふ芥見店様へ見学に伺いました。

9月のお弁当販売では、

①「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日のものの割合の増加」

②「野菜摂取量の増加」

③「食塩摂取量の減少」

を達成目標とし、高齢者のフレイル予防を軸にレシピを考案することになりました。

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 実際の店頭見学では、コープぎふ芥見店様の地産地消を推奨している『想い』が詰まった商品をたくさん見ることができ、喜んでもらえるお弁当を考えたいという意欲がわいてきました。見学から得た情報を基に、コープぎふ芥見店様の特色をより引き出したコラボ商品が提供できるように、私たちは取り組んでいきます。(和田研究室)

食品のアレルゲン物質についての研究

 食物アレルギーは近年多様化しており、その患者数は年々増加しています。社会的な関心の高まりから、さまざまな防止策が考案されています。

 防止策の1つとして、食物アレルギー対応食の取り組みがあります。これは、アレルゲンを含む食品をメニューから除去したり、代替えとなる食品を使用してメニューを考案したりする取り組みです。これは食物アレルギーを発症しないためには効果的な方法ではありますが、一方で、栄養素の偏りや欠如、食事の彩りの低下、献立考案の難しさといった課題もあがっています。

 そこで、なるべく食品を除去せず、調理や加工工程を駆使して食品からアレルゲンのみを除いたり減らしたりできる方法はないかと考え、研究を行っています。

 現在はアレルゲンの化学的性質をもとに、効率よく除くことのできる調理法や加工法にはどのような方法があるのか、いろいろ検討しています。   (野村研究室)

 

子どもへの食育活動と地元産物資を使用した商品開発

①ひとり親家庭の子どもたちに対する料理教室を開催しています。昨年は、子どもがひとりで出来る料理として火も包丁も使わないで出来る料理を教えました。今年は、その次の過程として、子ども用の包丁と火を使って簡単な料理が出来るように調理実習を行い、同時に食育活動をしています。

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②一般社団法人よみがえる岐阜(高山市朝日町)様より依頼を受けて商品開発をしています。昨年は、(株)美女餅工房(高山市朝日町)様より物資の提供を受けて朝日町特産のよもぎ粉を入れた地域性を出したシュークリームの開発を行いました。今年はさらに発展させて商品開発を行います。        (土屋研究室)

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