Q&A
入学前課題とともに高校生の皆さんから寄せられた心配事をQ&Aにまとめてみました。気になる事がある人は、一度読んでみてください。
Q1 授業時間が長くなるので集中力が続くかどうかも心配です。また、授業ペースについていけるか心配です。大学ではどのような授業の進め方をするのか知りたいです。
A1 大学での授業時間は、講義では90分、実験や実習では135分です。また、1年を2期に分けて4月~8月を前期、9月~3月を後期として授業が行われます。1科目の授業は15回行われます。初めのうちは長いと感じるかもしれませんが、授業内で課題やレポート作成、小テストなどがある科目もありますので、慣れてくると集中することができるようになります。15回の授業で学修したことが期末試験で試されます。それぞれの科目が管理栄養士国家試験の勉強になりますので、目標をしっかりもって授業に臨むことで、心配はなくなります。
また、健康栄養学科には、高校普通科、商業科(商業高校)、食物や調理などの専門科を卒業した人や、編入学した人など、さまざまな経験をもった人たちが集います。今までの環境が違っても、入学後は同じ授業を受けて管理栄養士を目指します。仲間となって、一緒に岐阜女子大学での生活を楽しみましょう。
Q2 化学や数学、計算などが苦手です。授業についていけるかが心配です。
A2 入学が決まった皆さんは、すでに入学前課題に取り組んでいらっしゃいます。入学前課題に取り組むことで、難しいと感じる分野、いつも間違えてしまう分野が明らかになってきていると思います。その分野について、何度も教科書や参考書を読んだり、問題を解いたりして、確実に理解ができるようにしておくことをお勧めします。管理栄養士になるために身に付けなければならない知識は理系分野が多いので、苦手だからとあきらめずに根気よく取り組んでみてください。入学前にある程度理解できるようになっておくと、入学後の授業についても不安が少なくなります。
Q3 管理栄養士免許を取得したいと思っています。国家試験は難しいと聞いているので、試験に合格できるのか不安です。
A3 A1A2でお伝えしたことと重なりますが、1年生のころから専門科目の授業をしっかり理解できるように勉強していくことが大切です。必要な科目は主に1~3年生の間に履修します。4年生になってから授業はほとんどありませんが、卒業研究や就職活動、臨地実習などがあり、忙しい毎日です。そのため、1~3年生で受講した科目をその都度理解していたかどうかが、重要なポイントとなります。難しいからこそ、しっかり勉強しなければ合格できません。管理栄養士を目指される方は、そのつもりで取り組んでいただきたいと思います。
Q4 編入学するのですが、短大で履修科目の単位がどのくらい認められるのか知りたいです。
A4 全学共通教育科目、学部共通科目、学科専門科目を合計して60単位まで読み替えることができます。短大で履修された授業について、本学で開講されている授業のシラバスの内容と照らし合わせ、読み替えられるかどうかを判定いたします。出身大学や出身分野によって授業内容が異なり、また現状では判断しかねる部分もありますので、正式な単位認定は入学後に行っております。例年、多い人で、60単位の上限まで単位認定されています。入学前でも暫定的な単位判定もできますので、オープンキャンパスやキャンパス見学の際は、シラバスを持参ください。
Q5 1人暮らしになるので、学習のリズムをつくっていけるかが心配です。
A5 初めての一人暮らし、不安になりますね。1人で生活するとなると、食事の支度も洗濯も掃除もすべて自分でしなければならないですし、時間の使い方は自分で決めることになります。すべて自分の自由に行動できる分、責任もすべて自分がもつことになります。良くも悪くも自分次第ということです。しかし、これから入学する人の中にも、先輩たちも一人暮らしをしている人が多いです。クラスメイトや県人会、サークルなどで仲間を見つけ、助け合っていくとよいと思います。今からできることとしては、一人暮らしを意識して、生活の基本的な事が自分でできるよう、毎日の生活の中で練習をしていくことをお勧めします。特に食事の支度ができるようになる事を強くお勧めします。自炊ができるとこれからの授業でも役立ちますし、健康面や生活費の面でも助かります。
Q6 プレゼンテーションなど、人前に出て発表することが苦手です。
A6 健康栄養学科に入学する人は、将来、栄養士・管理栄養士となって働きたい、と思っている人が多いのではないでしょうか。栄養士・管理栄養士は、多くの人と関わって仕事をしていきます。作成した献立の意図やつくり方を調理師さんに伝えたり、栄養相談に来られた方と面談をしたり、時には他の専門家と連携するために意見を述べることも必要になります。考えていることを言葉や資料を使って相手に伝えるということは、いきなりできるようになるものではありません。講義や実習、演習といった授業の中で、少しずつ練習して、人前で話すことに慣れていき、資料作りや話し方を工夫することを繰り返すことで、できるようになっていきます。入学後の授業で、勇気を出してトライしてください。最初の一歩が踏み出せれば、二歩目三歩目も踏み出せます。努力することが大切です。
Q7 今まで調理などの経験がなく、調理実習などの授業についていけるか心配です。
A7 普通科から入学される方や、他学科から編入学される方の中には、調理経験が少なく不安に思っている方がいるかもしれません。確かに、高校の調理や食物などの専門科で学んだ方に比べると技術力の差があるかもしれません。しかし、調理は練習や経験を積めば、誰もができるようになります。
そこで、「入学前調理自己学習」をもう一度見てください。入学後に必要な技術や知識を学習できるようにプログラムしました。入学が決まった方は、毎日1つでよいので、包丁を使って練習してください。初めのうちは上手くできず失敗することもあるでしょう。しかし、調理技術も自転車に乗る練習と同じで、繰り返しあきらめずに練習することで、体が自然に動くようになります。入学後に調理に関する実習を有意義なものにするためにも、初めての一人暮らしで食を豊かにするためにも、「入学前調理自己学習」を利用して、入学までに毎日のように練習することをお勧めします。