食品・開発
管理栄養士へのステップ 1年生調理学実習Ⅰ 初めて実習室に入りました
真新しい白衣と帽子を着用して、この日初めて調理学実習室に入りました。1班4名の班で、実習しました。緊張していましたが、教え合い、協力し合う姿が見られました。
この日は、本学的な献立調理ではなく、1本のきゅうりを「拍子木切り、輪切り、乱切り、斜め薄切り、斜めせん切り、半月切り、いちょう切り」と7種類の切り方で切り、包丁の扱いを学びました。また、切ったきゅうりはサラダにして食べるため、酢、油、塩、コショウを計量スプーンを使って計量し、ドレッシングを作りました。酢、油、塩それぞれ小さじ1杯、大さじ1杯の重さが違います。その違いを実際計量して確認しました。調味料を秤を使わず、計量スプーンで量ることができれば、実際の献立調理では効率よく作業が進みます。
家庭科教員採用試験の対策にもなりますので、しっかり覚えて行きましょう。
「小麦・卵・乳を含まない春野菜&米粉パンランチ」を提供しました
4月24日のオープンキャンパスで「小麦・卵・乳を含まない春野菜&米粉パンランチ」を提供しました。
メニューは、ほんのりピンクに色付けした小麦グルテンを含まない米粉パンに甘辛い照り焼きチキンとピーマンソテーをサンドして召し上がっていただく「照り焼きチキンサンド」、コンソメ味の「新じゃがフライ」、「春キャベツと桜えびのサラダ」、季節の果物として「いちご&デコポン」でした。
数年間かけて米粉パンを大量調理で作成することを繰り返し、表面が硬すぎず、もちもちし過ぎない食感の小麦を全く含まない米粉パンが安定して焼けるようになってきましたので、今回は少し春らしくするためにクチナシ色素でピンクに色付けしてみました。
また、「照り焼きチキンサンド」にあえて給食では嫌われものの「ピーマン」のソテーを添えました。卒業後、栄養教諭になりたいと考えている学生が「栄養教諭」として働くときに活かせるような研究をしたいということで、皆が苦手な野菜を美味しく食べていただけるような工夫をすることをテーマとし、苦味のあるピーマンに塩だけでなく、少量の砂糖を加えることで苦味の抑制を狙いました。試食後に回答いただいたアンケートでは「嫌いで食べられなかった」というご意見も数件ありましたが、「苦味が気にならず美味しく食べられた」という意見が喫食者の9割以上でした。「好きではない野菜だったけどおいしく食べられた」という意見に学生はとても喜んでいました。
8月のオープンキャンパスでは、ゴーヤの苦味に挑む予定です。お楽しみに!(大場研究室)
4年生を伝統のガンバレご飯でサポート
今年度も年末からガンバレご飯の提供が始まっています。コロナ禍で気軽に外食へ行くこともできない状況の中、ガンバレご飯は4年生がホッと心安らぐひと時です。栄養バランスはもちろん、受験間近の4年生に必要な栄養素に注目して3年生が献立から考え、提供しています。
3年生は、実習中の衛生管理に加え、感染症対策も徹底し、先輩に安心して食事を提供できるよう実習前から努力しています。4年生の先輩を応援するガンバレご飯ですが、先輩からの「おいしかったよ♪」「ありがとう」といった素直な声を原動力に朝・昼の食事提供に励んでいます。来年は、喫食者となるのを楽しみにしています。
提供しているガンバレご飯は健康栄養学科のInstagramに掲載しています♪ Instagramもぜひご覧ください。 →→→ https://www.instagram.com/gwu_kenkoeiyo
管理栄養士+フードスペシャリストを目指して 「フードスペシャリスト資格認定試験」全員合格!
2021年12月19日に実施された「フードスペシャリスト資格認定試験」において、本学では34名が受験し、全員が合格しました。
フードスペシャリストは、公益財団法人日本フードスペシャリスト協会が認定する資格で、食品の開発や製造、流通、販売、外食などを担う食品産業をはじめ、食関係の広い分野での活躍が期待される資格です。資格試験には毎年4000~5000名の受験者がいます。
さらに上級の資格として「専門フードスペシャリスト」があります。より専門性や実用性の高い資格となっており、また今年度の合格率は15.8%(食品開発)と難易度の高い試験となっています。本学では今年3名が受験し、1名が合格しました。
合格した皆さん、おめでとうございます!
管理栄養士へのステップ ~「家庭料理技能検定」実技試験を受験しました~
2月6日(日)に1年生と2・3年生が香川栄養学園主催の家庭料理技能検定試験2級、3級を受験しました。3級では、きゅうりの輪切りを3分以内にスクランブルエッグを10分以内に仕上げました。きゅうりの輪切りは、1年生前期の調理学実習Ⅰの授業でも実技テストを実施しましたので、4㎜以下にそろった輪切りが皆できていました。スクランブルエッグは火加減に苦慮しながらも、卵白と卵黄をしっかり切るように混ぜて、均一な加熱加減に仕上げていました。2級の実技試験では、大根のせん切りとポークソテー、ピーマン添えの調理に挑戦しました。大根のせん切りはマッチ棒ほどの3㎜以下に切らなければいけません。左手を上手く使って7割以上は3㎜以下に切れていました。
大学に入るまで包丁を持つ機会が少なかった人も多いですが、1年生の1年間の調理学実習や検定での取り組みを通して、包丁の扱いに自信が持てるようになったようです。また、2・3年生では、さらに上級にチャレンジして、実技を磨き続けている姿がみられます。