健康栄養学科

ゼミ研究・活動

防災食「3日間チャレンジ」

備蓄食品だけで過ごす3日間!

 

災害時に備えて、食品は、最低でも3日間分、

できれば1週間分以上、備蓄しておくことが推奨されています。

 

最低でも3日間分。

 

1人暮らしの女子大学生の場合、どんな食品を揃えたら

3日間を過ごせるのでしょうか。

 

これは、実際にやってみないとわからない!

 

ということで、研究室の学生が、備蓄食品だけで3日間を過ごす

3日間チャレンジ」に挑戦しています。

 

 

電気、ガス、水道が使えない状況を想定しています。

 

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実際に3日間を過ごした備蓄食品です。1人分です。

これで3000円程度。

これに、ペットボトルの水を加えます。

少しだけ、マヨネーズの小パックも使いました

 

成功ばかりではなく、

お腹がすきすぎて大変な思いをしたり

同じ味ばかりでつらかったりと

いろいろな発見があるようです。

 

 

こうした体験をもとに、1人暮らしの女子大学生が

「これなら3日間過ごせる!」

という備蓄食品の組合せを提案できたら、と思っています。

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これも、備蓄食品をおいしく食べるための工夫です。

何をやっていると思いますか?

 (丹羽研究室)

カフェで販売していただくランチメニューを開発しました!

カフェランチメニュー開発!

体験農園「みとか」様のカフェで販売していただくランチメニューを開発しました!

メニューは「野菜たっぷりプレート」で、夏野菜の味を活かしつつ、適塩でも美味しく食べられるよう考案しました。

このメニューに込めた想いは

・食材は地域で手に入りやすい

・地域食材を使うことで地域の活性化に貢献したい

・高血圧症の方が多い地域であるため、高血圧症の予防に貢献したい

ことです。

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84日に、山県市長様をはじめ、山県市商工会長様ほか4名の皆様をご招待し、お召し上がりいただきました。

 「適塩※とは思えないほど美味しい。」

 「満足感がある。」

などのご好評をいただき、とても嬉しかったです。

このメニューを通して、野菜や食材の持つ栄養素や適塩の大切さをより多くの方に知っていただけたら嬉しいです!

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87日から食数限定で販売開始

試食会の様子は887:15~のエリアトピックス(CCN)にて放映予定

藤田研究室 N.N.(三重短期大学出身)

 

※適塩;日本人の食事摂取基準(2025年版)の食塩相当量の目標量 16.5g1/3とした

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食品の安全・安心を追求する

臼井研究室では、食品の安全性に関するさまざまな研究を行っています。

そのうちの一つを紹介します。調理をするときに、プラスチック手袋をはめることがあります。私たちの手には、黄色ブドウ球菌などの食中毒の原因となる細菌がいるためプラ手袋をはめ、手からの汚染を防止します。

しかし、手袋をしていても、調理作業中に手袋が汚染されることにはないのでしょうか。そんな疑問を明らかにするため、プラ手袋をして調理し、プラ手袋が調理作業中にどの程度汚染されるかの研究を行っています。

まだ途中段階ですが、調理作業の違い(どんな作業に従事したか)で汚染状況が違う、あるいは右手と左手で汚染状況が違うなどが観察されています。

研究は、長い期間にわたって地道な努力を必要とします。試行錯誤の連続ですが、新しい発見があるとワクワクします。それが研究の面白さです。(臼井研究室)

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管理栄養士へのステップ~4年生 板屋研究室~ 地域住民の健康と食生活の改善

板屋研究室では、地域住民の健康と食生活の改善について研究をしています。

今年度は、国民健康づくり運動の「健康日本21(第三次)」の目標項目にある「食塩摂取量の改善」、「野菜摂取量の増加」、「バランスの良い食事を摂っている者の増加」に着目し、調査分析、効果的なアプローチ方法の研究をおこなっているところです。

先日は、地域住民の皆さんと一緒に、健康のこと、食生活のことについて話し合いをし、たくさんのご意見や、食生活のお知恵をいただきました。いただいた声は次の調理実習等に反映させ、地域の皆さんの食生活改善につながる提案をさせていただきたいと考えています。(板屋研究室)

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管理栄養士へのステップ~4年生 伊佐研究室~ 栄養素の代謝特性を調べる

伊佐研究室では、食品に含まれる栄養素の代謝特性を調べる研究をしています。今年度は、たんぱく質の種類を変えた時のビタミン代謝と、発酵食品中のビタミン含量の変化を調べる実験を行います。ビタミンの代謝変化を調べる実験では、実験動物を使用します。使用する飼料の違いにより、生化学指標の結果が異なるので、そのデータの比較を行います。使用する飼料は、配合を考え、自分たちで混ぜて作成します。飼料の偏りがないように、丁寧に丁寧に混ぜていきます。作成中は服が粉だらけになりますが、動物に食べてもらうことを考えながら一生懸命混ぜます。出来上がれば実験開始です。動物の飼育は、毎日飼料の交換や体重測定が必要になるので大変ですが、これから頑張ります!(伊佐研究室)

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