ゼミ研究・活動
管理栄養士へのステップ ~4年生卒業研究 大場研究室~
大場研究室では、アレルギーがある人もない人も同じ給食を食べることができる機会を増やすため、小麦・卵・乳を使わないレシピを検討しています。
3月には、「小麦・卵・乳を含まないビタミンCたっぷり春の米粉パンランチ」を提供しました。米粉パンは何年もレシピの検討を重ねてきましたが、昨年少しパンがずっしりと重いという感想が多かったので、ふっくらと焼けるよう発酵倍率を増したパンを焼き提供しました。美味しいという評価が多かったですが、主食としては約2割の方がやや甘いという回答があったことから、8月の提供に向けて、おかずに合う米粉パンの甘さを検討していく予定です。
5月には、「~春のヴィーガンランチ~小麦・卵・乳不使用」を提供しました。動物性食品と小麦も使わないレシピを検討しました。過去には、大豆ミートを使ったハンバーグレシピを検討していましたが、今回は、みんな大好きな唐揚げレシピを検討しました。試作品をゼミ内のお花見弁当にコッソリ入れて食べてもらったところ、「鶏肉だと思った」という声もありました。当日の来場者の感想では、「大豆ミートを一度使ってみたいと思ってまだ挑戦していなかったが、今回のランチを食べて味も分かり、作ってみようと思った」という意見もありました。美味しいと言ってくださった方が大変多かったです。
現在は、6月15日(日)、7月27日(日)、8月17日(日)のオープンキャンパスでの提供に向けて活動中です。是非、食べにきてくださいね。(大場研究室)
管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 板屋研究室~
板屋研究室では、地域住民の健康と食生活の改善について研究をしています。
今年度は、女子大生の食物の摂取状況について調査、分析をおこなっています。
食事調査から、「一人暮らし」「家族と同居」とで、栄養素の摂取量や野菜摂取に対する意識にどのような違いがあるかを明らかにし、それぞれのアプローチ方法を検討したいと考えています。
現在、調査結果の分析を行う中で、明らかな差のある事項がいくつもわかりました。一つには、一人暮らしの学生は、家族と同居学生と比べ、栄養素摂取量の分布に大きなばらつきがみられたことです。
日本全体をみても一人暮らし世帯が増加している中で、生活背景を考慮した効果的なアプローチ方法についてさらに研究を深めていきたいと考えています。(板屋研究室)
管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 和田研究室~
◇生涯を健康で過ごすために・・・食生活を見直そう!
今年度、和田研究室では、「生涯を健康で過ごすために食生活を見直そう!」という目的で、18歳から21歳の女性の食事内容の様子や調理している時間などについてアンケートを実施し、課題解決の方途を探っています。
若い女性に不足しがちな栄養素(カルシウム、鉄分、食物繊維など)や朝食欠食に注目し、食生活改善を提案できるような献立開発をしています。例えば、カルシュウムをより多く摂取できるように、イワシの缶詰を利用して常備菜を考えたり、夏野菜をたっぷり使った基本のメニューから派生するメニューを考えたりしています。また、時間のない朝、マグカップを利用して電子レンジを利用して作る朝ごはんレシピを考えています。
管理栄養士として、より健康に過ごせるように食生活改善を発信できるようにゼミ室での活動をしています。(和田研究室)
管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 水野研究室~
"冷ご飯は太りにくい"、"冷ご飯はダイエットに効果的"などと聞いたことはありませんか?水野研究室では、冷ご飯や小豆に多く含まれる"レジスタントスターチ"に着目して、小豆粉を使用したケーキを考案しています。レジスタントスターチは、大腸まで消化されずに届き、腸内環境を整える効果が期待できます。研究室で小豆を粉にして小麦粉の代わりにケーキの材料として使用しています。
昨年度考案したケーキはパサパサ感が残ったため、よりしっとりしたケーキを目指して試作を繰り返しました。約150名に試食していただき、その結果を卒業論文発表会に向けてまとめています。(水野研究室)
管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 笠井研究室~
笠井研究室では、食を通じた地域活性化に取り組んでいます。地域には様々な食材があります。地域の食材を知り、その食材に合った料理・加工品への応用を検討しています。
今年度は、美濃市の道の駅が6次産業化している乾燥野菜を活用したレシピを考案しています。乾燥野菜は、煮物に利用することが多いですが、煮物以外に活用できないか。簡単に活用できないか。試作を繰り返しています。完成したレシピは道の駅に設置予定です。
今年度は、こども料理教室も開催し、料理教室に向けたメニュー考案を行うと共に、料理教室後に得られた保護者からのアンケート結果をもとに保護者向けのレシピを考案しています。(笠井研究室)