授業レポート
データサイエンス+αも学べますーVol.3
データサイエンスに関連する授業の紹介Vol.3です!
アルゴリズム・プログラミング実習 ~プログラミング × データサイエンス~
アルゴリズムとは?
問題を解決するための方法や手順のことで、プログラミングを作成する基礎となります。
アルゴリズムは、料理の段取りを考えるのに似ています。
ご飯とお味噌汁と野菜炒めを作って、晩ごはんにしたいと思ったとします。
3品の料理が暖かく食べられるようにするには、どうしたらいい?
という問題に向かって、
問題解決の方法として、「同時に出来上がればいい」と考えたとします。
この同時にできあがる問題を解決した、3品の料理の手順がアルゴリズムです。
どのような手順で作るのが正解でしょう?
さらに、同じメニューを「早い」「うまい」「安い」「簡単」などの
希望にそって改善して行くことで、アルゴリズムが改善され、
様々な、アルゴリズム=問題解決の方法が生まれます。
考えた3品の料理の手順を、実際に作れるように書いたものがレシピですが。
コンピュータにわかるようにレシピを書くのが、プログラミングです。
プログラミングとは?
プログラミングとは、プログラム言語を使って、コンピュータに実行してほしい手順を記述することです。
プログラミング言語とは?
プログラミング言語とは、人間とコンピュータの間でやりとりするための言葉です。
日本語や英語を、コンピュータは、理解することができません。
コンピュータの種類や、実行したい内容によって、言語を使い分ける必要があります。
Pythonとは?
Pythonはプログラミング言語の1つで、そのライブラリやフレームワークの充実度から、
人工知能や機械学習の開発、統計処理などを得意としているため、データサイエンスの世界で注目されています。
Pythonは、シンプルで学びやすい言語であり、プログラミングが初めてな人が学習しやすい言語です。
この講義では、テキストの例にしたがって、Pythonによるプログラミングを実践しながら学んでいきます。
まずは、プログラミングのための開発環境の構築方法、コーディング、デバック、テスト方法をマスターすること目指します。
コンピュータでプログラムを動かすだだけで、美味しい料理が食べられる。
早くそんな時代が来るといいですね。
データサイエンス+αも学べますーVol.2
データサイエンスに関連する授業の紹介Vol.2です!
文化情報メディアⅠ ~Webサイト制作 × データサイエンス~
この授業では、Webデザインの基礎を学んだ上で、Webサイトの制作を行います。
Webデザイナーとして活躍されている先生の指導を受けることができます。
Webサイト制作がデータサイエンスの学びとどうつながるのでしょうか?
データサイエンスは、データを処理、分析することで、データから価値を引き出すことですが、これは、どんな仕事にも必要とされます。
たとえば、Webサイト制作には、HTMLやグラフィックデザインの知識が必要ですが、それだけでは、多くの人の目にとまるWebサイト、商品等の購入(販売促進等の企業利益)に繋がるWebサイト、地域の良さを幅広く伝えるWebサイトにはなりません。
多くの人の目にとまったり、販売促進に繋がったり、地域の良さを伝えるためには、インタビューやアンケート調査データ、商品の売り上げデータ、地域の現状調査データ等、様々なデータを処理、分析し、どんなWebサイト、デザインが良いのかを考えることが求められます。
つまり、Webサイト制作には、データサイエンスの知識(学び)も必要であり、データサイエンスの学びには、Webサイト制作等、データをどう活かすか、の学びが必要になるのです。
今年度の「文化情報メディアⅠ」
次のような制作指示のもと、データ分析を行いながら、Web制作に取り組みました。
【制作テーマ】
フラワーショップサイト制作
【制作目的】
「Flower Studio」というお花屋さん(架空)の名前の周知と新規顧客獲得を主な目的とする。
「チューリップフェア」(架空)を開催予定のためその告知もしたい。
【ターゲット】
女性:10、20、30代
【期待する効果】
新規顧客獲得、イメージアップ
データサイエンス+αも学べますーVol.1
DX時代の今、データサイエンスの知識やパソコンスキル、情報活用スキルが必要となりますが、これらを持った就活生・社会人はまだ少ないです。
デジタルアーカイブ専攻ではこれらを、
数学や理科が苦手な学生にも分かりやすい授業内容+デジタルアーキビスト
で身につけることができ、就職では有利に、そして企業などで働くときもデータ活用に長けた人材になれます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
カメラ付き自販機を知っていますか?
顔認識からオススメ商品を表示しつつ、購入者の性別や年代、購入商品などの情報を自動的に収集します。
このように情報を自動的に大量に蓄積したデジタルデータを活用して、企業や社会の発展につなげる試みのことを示します。
データサイエンスとは?
大量に蓄積したデジタルデータを数学や統計、プログラミングなどで分析し、得られた結果を有益に活用することです。
例えば、あるカメラ付き自販機のデータを解析した結果、女性による購入が有意に多いことが示されたとします。
「女性が好む商品を多めに陳列した方が良い」ことがわかり、商品内容を見直しし、売り上げUPすることができます。
データサイエンス関連の授業「統計分析入門」を紹介!
確率や統計は、身の回りにたくさん存在しています。
確率・統計がないと、世の中がまわらなくなるくらい、重要なものです。
数学が苦手でも確率・統計は避けられません。
そこで「数学・計算が本当にだめなんです」な学生でも、確率や統計を理解して活用できるように工夫した授業を行っています。
今回は、その導入部分(確率の理解)を紹介します。
この授業を履修している学生で誕生日が同じになる確率は!?
1年は365日なので、誕生日は365パターンあります。
クラスの中で誕生日が同じ人を見つけたとき、珍しい!うれしい!という気持ちになりますね。
でも実はクラスの中で誕生日が同じになる確率は高く、40人クラスだと89%になります。
では受講生37人だったら何パーセントになるか、考え方・計算方法を説明してExcelを使って求めてみます。
結果は、85%でした。なかなかの高さです。
それでは実際はどうなのか、Googleフォームでアンケートページを作り、受講生の誕生日を調べました。
ドキドキしながら学生が誕生日を入力した結果、誕生日が同じの学生は・・・・・0人でした。
これまでに5回ほど同じ調査をしているのですが、誕生日被りが0人は今年度初でした・・・。
でも確かに85%なので、5回中4回は誕生日被りが発生し、1回が発生しなかったという結果も納得できるもので、学生も「確かに(頷く)」と納得した様子でした。
ただ教科書を読んで、計算式を暗記して、統計処理ソフトの使い方を覚える という授業では、社会で活用できるまでの知識や技術を身につけることはできません。
身近なモノ・コトを使って実際に調べて体験することで、データサイエンスに必要な統計処理能力を身につけていきます。
特別プロジェクト 後半に突入!
後期の特別プロジェクトでは、10月・11月と岐阜のステキなところを紹介するページ「岐阜で1日楽しもう」の取材を、1・2年生の混合チームで行いました。
後期の後半になり、1年生、2年生が分かれて活動します。
2年生:岐阜で1日楽しもう Webページ制作
2年生は10月・11月で収集した情報や画像、動画を使って、Webページ制作に入りました。
すでに「岐阜で1日楽しもう」のページはありますが、こちらに記事を追加していきます。
Wordpressを使って、Webページを作り上げていきます。
公開は2月頃を予定しています。お楽しみに!
1年生:カメラ講座の準備
1年生は、カメラ講座の準備を行っています。
新2年生によるカメラ講座にて、新1年生にカメラの知識や技術を教えます。
今年度前期にカメラ講座を受けて、
・どう思ったのか
・どうしたらもっと良くなると思ったのか
・どのように説明したら伝わるのか
・どんな演習にすると身に付きやすいのか
など、思い出しながら先輩の講座の改善を行っています。
デジタル一眼レフカメラを使いながら、「あれ?思ったように撮影できない」「先輩はこの写真をどう撮影したの?」と先輩の苦労・工夫に気づいているようでした。
前期に参加したカメラ講座を振り返ることで、復習もしていきます。
新1年生のみなさん、お楽しみに!
ドローン体験実習(有資格者3・4年も補助で参加)
本学では、身近になりつつあるドローンの操縦体験を、1年生必修科目である「自己表現Ⅱ-DA-」の授業内で実施しています。
岐阜女子大学に通う全ての学生がドローン体験実習に参加します。
2021年度には、ドローン運用促進のために航空法が改正されました。
これまで操縦等は民間の資格でしたが、2022年度には国の操縦ライセンスとなる予定です。
そこで授業では、最新の法改正や動向に合わせて、「空の産業革命に向けたロードマップ2021」に基づいた講義を行っています。
ドローン体験実習では、基本技能を中心に応用的な技能も体験します。
今年度のドローン体験実習には、岐阜女子大学ドローンカレッジにてドローンの資格を取得したデジタルアーカイブ専攻の3・4年生が授業の補助に入りました。
デジタルアーカイブ専攻の4年生が、飛行方法を説明している様子です。
デジタルアーカイブ専攻の1年生がドローン実習を体験した様子を報告します。
当日はドローンの資格を持った3年生1名、4年制3名がドローン実習の補助に入りました。
基本の模範飛行を見せた後、各グループについて、操作方法や安全に飛行できているかのサポートを行いました。
ドローン体験実習に参加した1年生に感想を聞きました。
・ドローンがあれば、建物など大きいものでもいろんな角度から写真・動画で撮影できるので、いろんなことに活用できそうと思った。
・高い山の上など人がなかなか行けない場所でも、ドローンがあれば簡単に撮影できると思う。
・コロナ禍で旅行に行きにくくなったので海外の風景を撮影したり、足の不自由な人の代わりに登山の過程を撮影したりして、旅行気分を味わえるような活用もできると思った。
1年生へのアンケートでも、半分以上が「ドローンの資格を取りたい、取ろうかなと考えている」と答えました。
ドローンはいろんな職種でも注目されているため、ドローンの資格を持っていると就活で役立ちます!