健康栄養学科

健栄ごはん

第14回高校生「朝ごはん」コンテストの実技審査結果を報告します

 10月15日(土)、第14回高校生「朝ごはん」コンテストの実技審査を本学で開催しました。

 今年度は、「元気で長生きできる祖父母の味!~地元野菜たっぷり朝ごはん~」をテーマとしました。応募作品327点の中から書類審査で選定された、入賞12作品中6作品(6名)の方々にご参加いただき、感染対策を徹底した上で実技審査を実施いたしました。

 本年度は、書類審査から実技審査までの期間が短く、出場される皆様も準備や練習される期間が短かったと思いますが、短時間で手際よく料理を仕上げてみえました。家族への思いが込められた素晴らしい作品ばかりでした。味覚、見た目、調理の手軽さ、食材の使い方、栄養、アイデア、テーマの合致性について、5名の審査員が審査し、最優秀賞1点、健康栄養賞1点、アイデア朝ごはん賞2点、優秀賞2点を決定しました。受賞作品は以下の通りです。

 また、本コンテスト開催にあたり、岐阜県教育委員会に後援いただき、協賛としてぎふ農業協同組合より岐阜県産米ハツシモをご提供いただきました。お米は、調理実技に使用するとともに入賞者の副賞といたしました。また、実技審査に使用する食器について株式会社深山様にご協力をいただき、高校生自らが食器を選定しました。ご後援、ご協賛に感謝申し上げます。

 

 なお、当コンテスト 入賞者の賞状は、本学 文化創造学専攻 書道専修 4年生 今福宮緋さんが手書きで揮毫したものです。

 今福さんは、「第9回日展」"入賞"、「第27回全国高校・大学生書道展」"大賞"の受賞者です。

 

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 以下の料理作品が受賞された作品です。

最優秀賞 健康栄養賞

川島 璃音さん

(静岡県立駿河総合高校 2年)

「まごわやさしい献立」

藤 遥果さん

(岐阜県立多治見北高校 2年)

「おいしく食べて免疫力アップ!!
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アイデア朝ごはん賞 アイデア朝ごはん賞

森 恋雪さん

(三重県立相可高校 1年)

「地元しか勝たん卍 栄養満点!

夏野菜たっぷり健康朝食!」

内藤 慎也さん

(愛知県立佐屋高校 2年)

「愛知のあったか朝ごはん」
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優秀賞 優秀賞

武藤 来幸さん

(岐阜県立岐阜城北高等学校 2年)

「愛情たっぷり!健康朝ごはん」

井戸 美佳さん

(済美高等学校 3年)

「色あざやかな朝ごはん」
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EAT&スマイルプロジェクト#岐女大 ~食クリエイト分野~2022

 食クリエイト分野は、「美味しく守る 健康と環境」をテーマに「ミニ懐石料理」と「商品開発」の2つのグループに分かれて活動しています。

 

 ミニ懐石料理では、「五感で感じる和食」をテーマに、それぞれの持つ味や食感、見た目の美しさを五感で楽しんでいただきたく思います。ミニ懐石料理は3号館大量調理室、試食室にて1015日(土)、16日(日)に1部は11:00から2部は1300から提供いたします。当日券は10時より食堂入口にて1食1,000円で販売いたします。130食先着順での販売となります。食数に限りがあるため、おひとり様2食までとさせていただきます。ご協力よろしくお願いいたます。

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 商品開発では、「おいしい やさしい つながり」をテーマに、学生菜園で収穫したかぼちゃを丸ごと使用した焼き菓子を16日(日)に1部は1200から、2部は1400から1150円で販売いたします。おひさまマーケットにて120個先着順での販売となります。数に限りがあるため、おひとり様2個までとさせていただきます。ご協力よろしくお願いいたします。

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 食クリエイト担当者一同、真心こめて作ります。是非お買い求めください。

 

管理栄養士へのステップ ~卒業研究 丹羽研究室 「防災食」~

今年度は、火を使わない「防災食」を提案します

 

災害時・非常時に、少しでも「いつもの食事」に近い食事を準備できるよう、

昨年度に引き続き、「防災食」レシピの提案をおこなっています。

 

カンパンなどのいわゆる非常食ではなく、

日常でも使う缶詰や乾物、お菓子、パック飲料などを利用して作る「防災食」です。

 

 

昨年度の

生野菜を使わない  

包丁は使わない  

調味料は使わない

に加えて、今年度は

火を使わない

もコンセプトにしました。

 

 

電気、ガス、水道などのライフラインが断たれた時でも作れます。

計量も必要ありませんし、特別な道具も要りません。

目分量でも美味しく作れる、簡単レシピです。

 

栄養面では、災害時に不足しがちな、たんぱく質や食物繊維を意識しました。

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今年度は、レシピ集の配布だけでなく、一部の学生に試食をしてもらいました。

試食したのは、「ツナマヨ風切り干しサラダ」と「麩もなか」です。

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試食した人からは、

「レシピを見ただけとは違い食べたら想像よりすごく美味しかったです」

「見た目よりも味が良くて驚きました」

と、ほとんどの人から美味しいという回答をいただきました。

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この試食体験が、その後の食品備蓄にどう影響するか、1030()の卒業論文口頭発表会で報告する予定です。(丹羽研究室)

 

管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 大場研究室~

小麦・卵・乳を含まないオープンキャンパスランチ提供 2022 ~卒業研究~

 本年度も「小麦・卵・乳アレルギーがある児童も皆と同じ給食が食べられる機会を増やすことができないか?」という視点から、小麦・卵・乳を含まないレシピを検討し、オープンキャンパスでランチ提供を行いました。

 424日は、ピーマンの苦味を軽減する工夫をしたソテーを照り焼きチキンと一緒に挟んだ米粉パンサンドを提供しました。米粉パンはほんのりピンクに染め、桜色にしました。表面が硬すぎず、柔らかすぎないパンを提供することができました。

 612日は、昨年に引き続き、ヴィーガン食を提供しました。昨年度の学生が作った高野豆腐で作った唐揚げを改良したものと、本年度は新たに大豆ミートをつかったハンバーグに挑戦しました。大豆ミート独特の大豆臭との闘いに挫折しそうになりましたが、手間暇かけて何とか提供できる美味しいハンバーグが完成しました。

 718日、87日は、生おからをオーブンで乾燥させたおからパン粉をつかった「豚カツ」と「鰺フライ」を提供しました。普通のパン粉のようにサクサクとした衣となりました。普通のパン粉をつかった揚げ物より脂っこくないという評価もありました。

 89日は、苦くて苦手な人が多い、ゴーヤを使ったゴーヤチップスを提供しました。苦味の脂溶性成分、水溶性成分がより流出するような調理法を検討しました。賛否両論色々なご意見を頂戴しましたので、さらにレシピ検討していきます。

 毎回、さまざまな課題がありましたが、学生自身が調べ、何度も試作し改善を重ね、提供するまで何度もレシピを改善しました。このような試行錯誤した経験が社会に出てからの実践に活かされることを願います。学生の達成感のある顔がみられ、嬉しく思います。(大場研究室)

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管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 水野研究室~

 水野研究室はオープンキャンパスでランチ提供を行っています。

 ゼミ生の出身地、長野県、静岡県、岐阜県、沖縄県の学生がそれぞれの出身県をテーマにしたランチを作っています。

 高校生にアッと驚いて貰えるようなお弁当にするために学生たちはメニューを決めては試作を繰り返し進めています。

5月22日 (長野県ランチ)

メニュー

・筍ご飯

・鶏肉の山賊焼き風

・だし巻き卵

・茄子の揚げ浸し

・ミニトマト

・小豆のシフォンケーキ&紅茶

 

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6月26日 (静岡県ランチ)

メニュー

・桜えびご飯

・鮭のたらこマヨ焼き

・筍とピーマンの彩りキッシュ

・茄子のピリ辛炒め

・南瓜のそぼろ煮のせ

・ミニトマト

小豆のシフォンケーキ

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 レジスタントスターチは、大腸まで消化されずに届き便秘改善が期待できる効能があります。水野研究室はその効能に注目しました。小豆にはレジスタントスターチが豊富に含まれているため、小豆を使用したシフォンケーキを考案しました。小豆の粉から作るためグルテンフリーのシフォンケーキができます。

 最初はパサパサしたシフォンケーキでしたが、試作を繰り返しフワフワのシフォンケーキに近づいてきました。まだまだ未完成ですが、学生たちは試行錯誤しながら頑張っています。

 シフォンケーキもオープンキャンパスのランチと共に提供しています。(水野研究室)

 


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