健康栄養学科

健栄ごはん

管理栄養士へのステップ ~4年生 笠井研究室 卒業研究~

 笠井研究室では、岐阜県美濃市をフィールドとして、食を通じた地域活性化に取り組んでいます。地域には様々な食材があります。地域の食材を知り、その食材に合った料理・加工品への応用を検討しています。

 今年度は、美濃市の特産品である仙寿菜(アマランサス)を活用したレシピ考案に取り組んでいます。仙寿菜の葉は、鮮やかな赤紫色が特徴ですが、加熱に弱いという特性があるため、調理工程で退色してしまいます。どのように調理したら鮮やか色を活かすことができるか日々模索しています。仙寿菜の調理特性を知り、レシピ考案から商品開発へと繋げていけるよう取り組んでいます。

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また、昨年度に引き続き健康に関する情報とそれに沿ったメニューを考案し、レシピとしてまとめ定期的に送付し、地域の方々の食意識向上を目指しています。今年度は野菜たっぷりのレシピを考案しています。地域の方々と一緒に食を通じて地域を元気に!食と健康を究めます。(笠井研究室)

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「小麦・卵・乳を含まない夏野菜&米粉パンランチ」を提供しました!!

 86日(日)オープンキャンパスでは、夏野菜をたっぷり使ったカレーとかぼちゃサラダにみんな大好きな唐揚げと米粉パンのランチを提供しました。米粉パンは発酵具合によって仕上がりのパンの硬さが異なることが、実験で確認できたことから、今回は、学内の官能評価で好まれた硬さに近くなるような発酵具合に調整して焼いたパンを提供しました。しかし、同じタイミングで焼いたパンでもスチームコンベクションオーブンの上段と下段で焼いた具合が違ったりと綺麗なパンを提供数確保することが難しかったです。なかなか一筋縄ではいかない米粉パンですが、また美味しいと言っていただけるよう改良し続けたいと思います。

 今回は、ノンエッグマヨネーズを使ったかぼちゃサラダを提供しましたが、かぼちゃの皮は廃棄せず、油で揚げてチップスにして提供しました。「家でも作ってみたい」とアンケ―トに書いてくださった方もおり、皆さんのエコクッキングへの関心の高さも知ることができました。今後もエコクッキングも意識したお弁当も提供していきたいと思います。(大場研究室)

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「小麦・卵・乳を含まない食物繊維たっぷりヘルシーランチ」を提供しました!!

 717日(日)オープンキャンパスでは、生おからをオーブンで焼いて乾燥した「おからパン粉」を使ったカレー風味の鰺のパン粉焼きを主菜とするお弁当を提供しました。また、副菜として、写真の溶き卵に細かく刻んや具材を加えて焼く料理である、千草焼きを卵を使わないで作った「千草焼き風」を提供しました。

 おからパン粉焼きは、「サクサク感があり、通常のパン粉のように美味しい」という意見が多くあった一方一部「すこし衣がぽろっと崩れやすい点が食べにくい」というご意見もありました。千草焼き風は、「卵が入っていないと知って驚いた」という意見もありましたが、「もう少ししっとりしていた方が良い」という意見もありました。ランチを食べていただいた方の意見を参考に今後も改善していきたいと思います。

 

【メニュー】

・枝豆ご飯

 (岐阜県産ハツシモ使用)

・鰺のカレーおからパン粉焼き

・千草焼き風

・なんちゃってナポリタン

・オクラとトマトのさっぱり和え

・キウイフルーツ

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管理栄養士へのステップ ~4年生 和田研究室 卒業研究~

生涯をより健康に過ごすために・・・どのような食生活にすると良いのか?

 和田研究室では、女子高校生に積極的に取り入れて欲しい栄養素を含む食品を使用したレシピ開発をしています。今年度は、オープンキャンパスで提供するお弁当の献立を考え、食べて頂いた感想や意見を参考に、更に栄養面、嗜好面を考えたレシピの試作に取り組んでいます。試作で作る量と実際、オープンキャンパスで提供する食数の差に戸惑いながら、1食の献立(お弁当)として、栄養にこだわる事は勿論ですが、「美味しい」「これなら作れそう」と思って頂けることも必要と感じています。

 また、お弁当として提供しますから、制約(水分多いもの、お弁当箱に詰めれる品数など)があり、味の組合せや彩りと条件があります。献立内容を決め、お弁当箱に詰めてみるとボリューム感が無かったり、出来上がりと食べるころでは、メニューの様子が異なっていたりとゼミの仲間と検討することが色々あります。

 しかし、オープンキャンパス当日、お弁当が出来上がるとホッとします。次に考えることは、食べて頂いた感想は・・・と気になり始めます。ゼミ活動を通して、仲間と同じ目的に向かい考え、試作する繰り返しは、管理栄養士としての「思い」を伝える一歩だと思っています。(和田研究室)

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「小麦・卵・乳を含まない&苦手な野菜も美味しく!!野菜もりもりランチ」を提供しました

 本日のオープンキャンパスでは、小麦・卵・乳を含まないランチを提供しました。また、管理栄養士として保育園・幼稚園・学校の現場で働く可能性がある学生たちが、子どもが嫌いな野菜ランキング上位の野菜であった「にんじん」「なす」「トマト」を美味しく食べるためのレシピを考えたメニューを提供しました。

「にんじん」は5㎜以下のみじん切りにして炊き込みご飯にすることで、人参の独特の風味や匂いを感じにくくしました。「なす」は渋味(クロロゲン酸)を和らげるため、切った後、塩をまぶし、20分置いてから油で揚げて、砂糖・醤油に浸し、ツナをトッピングしました。レシピ担当吉野さんの祖母が幼い頃なすを食べやすくするために作ってくださった味です。大変、好評でした。「トマト」は蒸し鶏のソースとデザートに使用しました。酸味を抑えるために、ソースはオリーブオイルを加えて加熱しました。また、砂糖でコンポートにし、ゼリーに添えました。

 それぞれのメニューについて、「嫌いだったが、美味しく食べられた」という感想をいただき学生も喜んでいました。今後も、野菜が嫌われる要因を調べ、その要因を無くすような調理法を検討し、美味しいレシピを考案していきたいと思います。

【メニュー】

・にんじんご飯(岐阜県産ハツシモを使用)

・蒸し鶏のトマトソースがけ&焼き野菜

・なすの揚げ浸し(吉野家の祖母の味)

・たたききゅうりの梅肉和え

・きらきら☆彡ゼリー~トマトのコンポート添え~

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