健康栄養学科

食育

青年期食育推進検討会が開催されました

6月26日に岐阜県の主催により、青年期食育推進検討会が本学で開催されました。

岐阜県栄養調査結果から、若い世代の「朝食欠食が多い」「野菜摂取量が少ない」「食塩摂取量が多い」ことがわかっており、県はこれまでも様々な取組を行ってきました。

この食の課題を解決するために、世代である健康栄養学科学生11名が集まり、さらに効果的なアプローチについて検討をしました。学生によるグループワークで、SNS発信手段や野菜ポイント制度の提案など、活発に意見交換をしました。

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管理栄養士へのステップ ~2年生 栄養教育論実習Ⅰ~

 栄養教育論実習の授業では、自分の食生活を振返り1日に食べている食事からどれだけの栄養を摂っているのか、また1日にどれだけの活動をしているのかを調べます。

 活動の量は、「メッツ」という単位を活用して数値化し、自分が摂ったカロリーと比較します。他にも食生活チェックをして、自分の食生活の課題や気づきに繋げていきます。

 これらのデータから、自分と同じ年代の女性の食生活の課題を見つけ、どのように食生活改善を指導していくと良いのかを考え、それぞれの課題解決のために栄養指導の内容を行うと良いのか考えます。更に指導がより伝わりやすいように媒体(グラフを作ったり、図を作ったりする)を作り、指導の演習を行います。

 演習では、クラスメイトを対象者として自分が計画した栄養指導を実践します。その後、感想や改善点についての交流をし、より実践的な栄養指導の場面を考える授業となっています。

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管理栄養士へのステップ ~4年生 丹羽研究室 「防災食」 卒業研究~

今年度の「防災食」は、主食とスイーツが充実!

 

災害時・非常時に、少しでも「いつもの食事」に近い食事を準備できるよう、

一昨年度から、「防災食」レシピの提案をおこなっています。

 

カンパンなどのいわゆる非常食ではなく、

日常でも使う缶詰や乾物、お菓子、パック飲料などを利用して作る「防災食」です。

 

 

これまでの

生野菜を使わない  

包丁は使わない  

というコンセプトはそのままに、

今年度は、これまでとは違う食材に挑戦しました。

 

 

新たに使った食材は、

・米

・ホットケーキミックス

・カップ麺

です。

 

 

主食になりそうなレシピを充実させました。

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焼き鳥缶の炊き込みご飯

おいしいです!

 

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ドライフルーツ蒸しパン

おやつでも主食でも

 

 

 

これらは、「ポリ袋調理」で作ります。

災害時に役立つ調理法です。

 

 

 

7月に、健康栄養学科2年生に試食してもらいました。

大好評でした。

 

一番人気だったのは

チョコムース!

 

 

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チョコムース

マシュマロで固めています

 

 

 

スイーツ作りが得意な学生がいるため

今年度はスイーツレシピが充実しています!

 

 

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防災食レシピ集(7月21日版)

2年生に配布しました

 

 

 

この夏、1つでもいいので、

「防災食」作りに挑戦してもらえたら、と思っています。

(丹羽研究室)

 

管理栄養士へのステップ ~3年生 栄養教育論実習Ⅱ~

 栄養教育論実習Ⅱの授業では、ライフステージ毎に栄養教育の課題は何か、食生活の問題点はなにかと学生自身が調べ、それぞれの課題解決のためにどのような栄養指導を行うと良いのか考えます。更に指導がより伝わりやすいように媒体を作り、指導の演習を行います。

 指導する対象者に合わせた媒体作成では、児童生徒たちを対象に指導する場合は、食品カードを作ったり、ペープサートを作ったりしています。さらに成人期の人たちを対象に指導する場合は、パワーポイントの媒体を作成し、より身近に感じる食生活改善の指導演習をしています。演習では、クラスメイトと感想や改善点についての交流をし、より実践的な栄養指導の場面を考える授業となっています。

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子どもたちの健康を食で支える管理栄養士 卒業生Voice13

 2014年度卒業の磯貝さん(新潟県立柏崎高等学校出身)は、2018年度より新潟県の栄養教諭として勤務しています。「地元新潟県で栄養教諭として児童・生徒に食の大切さを教えたい。と試験勉強する中で、目標達成に向けて行動する力、諦めない粘り強さ、精神的強さを身に付けたと思います。この経験は、設定した目標に向けて自ら行動し、コロナ禍で起きる様々な問題を自分で解決する力に繋がっていると思います。」と話してくれました。

 

磯貝さん (2014年度卒業)(管理栄養士、栄養教諭)

     仕事をしていく中で、子どもたちの「給食おいしい!」という一言や残食が少ないとき、栄養教諭という立場で必要とされているときに、とてもうれしくやりがいを感じます。現在、給食に使用する食材の地場産率を上げるために、昨年度から地域の方に野菜を作ってもらっていて価格や納入ルート、野菜の規格など生産者、小売店と会議を行っています。なかなかスムーズにいかず、大変に思うときもありますが、生産者の畑に足を運び、野菜の成長過程も子どもたちに伝えていきたいです。今後は、ICTを活用した授業の実践にもチャレンジしていきたいと思っています。

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