健康栄養学科

食育

管理栄養士へのステップ ~栄養教育論実習Ⅱの様子~

 3年生の栄養教育論実習Ⅱの授業では、1年生で学んだ栄養教育論・栄養指導論を基にライフステージ毎に、より健康に過ごせるためには、どんなことに注意したらよいのかと学生自身が調べ、それぞれの課題解決のためにどのような栄養指導を行うと良いのか考えます。更に指導がより伝わりやすいように媒体を作り、指導の演習を行います。

 指導する対象者に合わせた媒体作成では、児童生徒たちを対象に指導する場合は、食品カードを作ったり、ペープサートを作ったりしています。さらに成人期の人たちを対象に指導する場合は、パワーポイントの媒体を作成し、より身近に感じる食生活改善の指導演習をしています。実際に栄養指導の演習を行い、その感想や改善点についての交流をします。

 より実践的な栄養指導の場面を考える授業となっています。

 

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学長表彰 管理栄養士を目指しながら保育士試験に合格

岐阜女子大学では、子どもの成長や気持ちに寄り添った指導ができる管理栄養士を目指して、保育士資格の取得にも力を入れています。今回、健康栄養学科から2名の学生が保育士試験に合格しました。その栄誉を称え、学長先生より表彰していただきました。

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3年生 Sさん (長野県松本蟻ケ崎高校出身)

大学1年生の春休みから保育士講座で試験の勉強を始めました。講座では、初めて学ぶ保育に関する知識の解説を聞いたり、試験頻出の内容を学生同士で会話しながら覚えたりしました。試験内容はとても広い分野で暗記が難しいものもありましたが、まずは過去問を解くことで試験問題に慣れることを大切にしました。苦手科目がなかなか克服できずに苦労しましたが、問題を何度も解き、特に理解できていない部分を繰り返しやるようにしてから合格することができました。また、勉強を進める中でやはり子どもと関わっていきたいと改めて思ったので保育士資格を生かした管理栄養士になれるよう頑張っていきたいです。

 

3年生 Sさん (藤ノ花女子高校出身)

大学1年生の春休みに勉強を始めたころは、自分に合う勉強法もよく分からなかったので、過去問を繰り返しやったり、とにかく書いてみたり、解説動画を探して聞き流したりとやり方をたくさん模索しながら勉強し、自分に合った勉強法を見つけ、合格することが出来ました。過去問では毎回合格点だったのに本試験では合格点まであと1問足らずに合格点に届かなかったことや、2度目の試験では1教科だけ不合格という悔しい思いもしました。保育士試験を通して、合格出来たことで自信がつき、子どもと関わる仕事や、子どもへの食育指導に興味が湧いたことで就職活動の視野も広げることが出来ました。

 

「にっこりえんがわマルシェ」に参加しました!

EAT&スマイルプロジェクト#岐女大 子ども食育分野  

 子ども食育分野は、1123日(土)に社会福祉法人いぶき福祉会が主催する「にっこりえんがわマルシェ」にボランティアとして参加させていただきました。マルシェでは、「収穫祭」と「神経衰弱」と「シルエット」の3つの体験コーナーを行いました。この3つの体験コーナーを全て体験したお子さんには景品として、野菜あるいは果物のキーホルダーや前年度に作成したぬり絵、しおりを渡しました。

 学外に出ての活動が初めてだったため、お越しいただいた子どもたちの年齢層が広く戸惑うこともありましたが、子どもたちの様子を見ながら臨機応変に対応をすることができてとても良い経験となりました。また、多くの子どもたちの喜ぶ姿や元気よく「分かった!」と言ってくれる姿を見ることができたり、保護者の方がお子さんの様子を見守っておられる様子が分かったり、とても充実した1日を過ごすことができました。

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 子ども食育分野リーダー 健康栄養学科3年 白崎 有彩(福井県出身)

 

 

こども料理教室を開催しました!

 先日、こども園の年長さんに、こども料理教室も開催しました。野菜を使った料理を基本とし、少しでも野菜を好きになってもらえるような、そして、料理にも興味をもってもらえるようなメニューを考案しました。

 

 当日のメニュー♪
 ふわふわぱん
 ミートサバーフ、ピーマンの肉詰め
 ブロッコリーの胡麻和え
 じゃがいものポタージュ
 フルーツポンチ(ぶどう寒天、黄色スイカ、みかん)

 

 対象者に合わせたレシピ考案や料理教室の準備は大変でしたが、こども達が「楽しかった!」「ブロッコリー苦手だったけれど食べれた。」「前回のキッシュお家で作ったよ。」と話してくれ、達成感を得ることができました。

 今後、料理教室後に保護者およびこども園の先生方から得られたアンケート結果をもとに保護者向けのレシピを考案し、配布する予定です。(笠井研究室)

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青年期食育推進検討会が開催されました

6月26日に岐阜県の主催により、青年期食育推進検討会が本学で開催されました。

岐阜県栄養調査結果から、若い世代の「朝食欠食が多い」「野菜摂取量が少ない」「食塩摂取量が多い」ことがわかっており、県はこれまでも様々な取組を行ってきました。

この食の課題を解決するために、世代である健康栄養学科学生11名が集まり、さらに効果的なアプローチについて検討をしました。学生によるグループワークで、SNS発信手段や野菜ポイント制度の提案など、活発に意見交換をしました。

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