リフォーム・デザイン案コンテスト

「第14回わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2022」募集要項

※終了しました!!!

今年度も《わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト》を開催致します。

「LDKを中心とした住まいのリフォーム」提案を募集します

ポスターはこちら

 応募期間 2022年8月22日(月)~9月18日(日)(当日消印有効)

 募集内容 

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)全体、あるいはLDKの一部を対象として選び、現況の様子あるいはリフォーム前(写真あるいは図)と、あなたの考えるリフォーム後の構想図(平面図<寸法記入不要>・立面図・透視図など)を描いて送ってください。文系の方もどしどし応募ください。

 応募資格 

高校生・短期大学生(専門・専攻は問いません。)

 作品応募規定

 次の二つの部門があります。いずれかを選んで応募してください。

A:技術・デザイン部門

提題された住まい(本学HP掲載)を対象にして、家族が共に過ごす時間が多いLDK全体、あるいはLDKの一部に重点を置き、住まい全体のリフォーム提案を募集。

B:アイディア・デザイン部門

LDKの楽しい発想や斬新な図面表現、身近な実践例などを評価します。

(リフォーム前の状態を図面や写真等で示してください。)

A・B部門共通事項

(1)用紙:A3以上Aサイズまで1枚、紙質自由(ケント紙が望ましい。)

(2)氏名・学校名・学年などを「出品票」(本学HPに掲載)に記入し、提出作品の裏面右下に糊付けして、下記郵送先まで送付してください。

※ 作品が1点の場合でも、「出品者一覧票」(本学HPに掲載)をお付けください。

 郵送先 

〒501-2592 岐阜市太郎丸80番地 

岐阜女子大学家政学部生活科学科住居学専攻

「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト」係

TEL:058-229-2211(代) 

 審査員 

岐阜県内建築系教員・岐阜県建築士会会員・本学教員プロジェクトチーム

 表彰及び賞 

2022年11月6日(日)AM表彰式をおこないます。(予定)

特 選 1点 賞状、副賞(図書券5万円)

優秀賞 3点 賞状、副賞(図書券1万円)

奨励賞 若干 賞状、副賞(図書券3千円)

学校賞(優秀作品を多数寄せて下さった高校)、副賞(図書券2万円)

入賞作品は岐阜女子大学家政学部生活科学科住居学専攻HPに掲載し、2023年2月末まで大学内にて展示予定

 その他

※ 大学HPにて、出品票、出品者一覧票、課題図面がダウンロードできます。

※ 作品の使用権は主催者に帰属し、応募作品は返却いたしません。

※ 内容に対する質疑応答はいたしません。

※ 規定以外の事項に関しては応募者の自由裁量とします。

◆A:技術・デザイン部門の提題

付図のような木造2階建住宅(在来軸組工法)を対象にして、リフォームを考えてください。

 設計条件

(1)第一種住居地域、建ぺい率60%、容積率200%とする。

(2)敷地は角地であり、全面道路の幅員は6m、東側道路の幅員は4mである。周辺敷地も類似の住宅地である。

(3)外構計画は自由とする。

(4)住まい手は、30代の夫婦と子ども(女6歳)とする。職業は自由とする。

 その他

(1)壁量は壁量計算で確認する必要はない。通柱、筋違が入っている壁は、変更不可。

(2)構造部材(梁、柱など)を露出する場合の部材の姿は、応募者に任せられる。

(3)現状の屋根は4寸5分勾配、瓦葺き。

(4)その他、図に規定されている以外の内容については、応募者の自由裁量とする。

※ なお、この提題の住宅は、岐阜県内の空き家住宅として登録されているものを再構成したものです。

・第13回入賞作品はこちら

・第14回募集要項

・出品票、出品者一覧表

技術・デザイン部門の課題

・図面はこちら

第13回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2021」入選作品と審査評の発表

本日11月6日に、第13回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2021」の本学にて表彰式を行いました。

表彰式後には、作品の中だけでは表現しきれなかった内容や制作上の苦労話もお聞きすることが出来ました。

入賞者・入選作品と審査評をご紹介いたします。(各賞内順不同)

本学10号館展示室に展示予定です。

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A.技術・デザイン部門

建築士会賞 嗜み×繋がり×笑顔  

奥村 空(岐阜県立大垣工業高等学校) 

この作品の秀逸な点は、建物のボリュームは変えずに家族構成員個々のための特色ある居場所を上手に確保しているところです。特に、建物中央の階段-1.5-吹き抜けの空間の構成の仕方はとても素晴らしく魅力的です。コロナ禍でお家時間が増えた中で家族構成員間のストレスを和らげるだけでなく、個々の趣味や楽しみを嗜む時間と空間が確保されることで、家族としての繋がりが一層意識され、自然と笑顔が絶えない住まいとなっていくでしょう。紙面全体を上手に使ったプレゼンもとても好感がもてました。

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優秀賞うつろう家

橋本 紗也花(静岡県立浜松工業高等学校)

この作品の特徴は、ステイホーム期間を家族で過ごすなか、距離が近すぎて少しだけ苦痛を感じたことから、家族との居心地の良い空間もうつろうものであると考え、それを楽しむ工夫がちりばめられていることです。季節や時間によって変わる居心地のよい空間と、その時々の感情や人とのかかわりによって選ぶことが出来る空間を、様々な状況をイメージしながら、平面的にも断面的にも装置的にも良く考えられています。そして断面パース、外観パースを始め、うつろいを説明したスケッチ等、非常にわかりやすい丁寧な作図も、高く評価しました。

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優秀賞回廊で繋がる家族の家

野口 航(岐阜県立岐阜工業高等学校)

コロナ禍の中で私たちは家族のあり方、新しい生活様式など多くの「当たり前」の再考を求められました。本提案は『中庭』の持つ採光・通風・開放感などに着目して、新しい生活様式に対応する大規模リフォームの提案です。更には国の補助金制度の利用まで考え提案している点には、作者の本気度を感じる素晴らしい提案です。1階の北側に配置したLDKには採光と通風 2階の多目的スペースには開放感を、又ガラス張りの中庭を囲む回廊は、通過することで『場』の気持ちの切り替えが自然に出来る計画になっています。説明文・レイアウトも解りやすく 素晴らしい作品です。

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優秀賞PLANT PARTITION

吉田 ひかり(静岡県立科学技術高等学校)

この作品は、コロナ禍において観葉植物や園芸の需要が高まった現在ならではの作品になっています。在宅勤務やお家時間が急増し、緑によって心も体も癒しを求めるためにこのような空間を求めている人は少なくないのではないでしょうか。特に、題名にもなっているように間仕切り壁に植物を用い、空間を柔らかく仕切る演出は、家族のつながりを感じながらも一人の時間を大切にできるようなほどよい距離感を実現できていると感じます。また、各種類の植物の特徴をよく捉え、表現されているのも評価できます。

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奨励賞Light and Wind

市川 心晶(静岡県立科学技術高等学校)

長年住み慣れた住宅を、より快適な住宅にするための、「大規模リフォーム」の提案です。住宅の真ん中に大きな『主役になる中庭』を設け、中庭を取り囲む形で各部屋を配置し、『光と風』を十分に取り入れて温かな雰囲気と十分な換気を行います。又この中庭にも工夫を加え、いろいろな使い方を提案しています。中庭のウッドデッキのフロア高さを居室の高さに揃えることで、内部・外部の連続した空間を演出します。同時に中庭を「生活動線」として使うと言う提案は素晴らしいものです。併せて BBQ・CAMPなどの使い方も語られていて楽しさが良く伝わってくる計画で、好感が持てる提案です。

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奨励賞Let's make a big change. With CORONA!

権藤 みなみ(滋賀県立彦根工業高等学校)

この作品は現実的なリフォームに真摯に向き合っています。コロナ禍でお家時間が増える中で大切なことが家族共有のスペースの豊かさだという理解の下に、リビングルームの拡大と空間の多様性と魅力の付加を行っていますね。少ない時間の中で模型製作にまでチャレンジしていることにも好感が持てました。まだまだ平面図-断面図-立面図に細かな矛盾が見られますが、大学に進学されてさらに学ばれ、細部まで正確な図面が描けるようになってください。期待していますよ。

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奨励賞シェアでつながる

鈴木 紗来(静岡県立科学技術高等学校)

この作品は、日常生活に「シェア」の概念を取り入れ、その「シェア」の場を提供する、近年のシェア文化ならではの作品になっています。家事やスペースなどの作業や空間というハードな部分を共有するだけでなく、思い出、おいしい、楽しいなどの感情というソフト面までもシェアすることで、家族とのつながりを大切にしているのが感じられました。この5つのシェアが具体的であり、広々とした土間のLDKは室内と外をつなぐ中間的役割を果たし、どこか懐かしい日本の住宅の要素も感じ取れます。このように家族で様々な「シェア」ができたら、おうち時間も楽しくなりますね。 7鈴木紗来様_CMYK1.jpg

奨励賞家劇場 -かげきじょう-

山中 理裟(静岡県立科学技術高等学校)

この作品のタイトルを見たとき、家(日常)vs劇場(非日常)という正反対の空間が結びつかず、戸惑いながら作品の中身を見ると、劇場のような一体感と家族それぞれの空間を尊重したリフォーム提案となっていました。1階の水周り以外は間仕切り壁が無くすべて繋がった空間で、お家時間が長くなった家族とは、スキップフロアーや吹き抜け、ブリッジ、可動式の垂れ幕などで、家族とのつながりを尊重した空間づくりを評価しました。また、一点透視図法による断面パースは劇場感がよく表現されており、造り付け家具についても細かい部分まで考えられており、好感が持てました。

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B.アイディア・デザイン部門

優秀賞空間を変えるトビラ

日下部 虹花(岐阜県立岐阜工業高等学校)

「新型コロナの感染拡大」は、日常生活に多くのストレスを与え続けました。外出には制限が掛かり、家で過ごす時間が増えました。1日に何度も開閉する「トビラ」の選定は、通常デザイン・形状・機能・コスト等で選ぶこと一般的ですが、作者は「トビラ」にもう一つの機能『気分を変える要素』を持たせようと提案しています。ゆっくり落ち着きたい、あそび心が欲しい、あたたかみ欲がしい等、1枚1枚の「トビラ」思いを乗せ、雰囲気・印象を変えて行こうという提案です。家の中にいろいろな願いを込めたトビラが散らばっています。想像しただけで楽しくなります。特に「本棚トビラ」は隠れ家にぴったりです。

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優秀賞ありはうす

曽根 桃香(岐阜県立瑞浪高等学校)

この作品は、外出せずとも1軒の住宅の中でなんでも出来るよう様々な用途の部屋を設け、屋上のガーデニングが地表面となってエレベーターをみちとして、蟻の巣のようなカタチのアイディア作品です。この作品の秀逸な点は、各室のインテリア表現です。リビングルーム、くつろぎスペース、両親の部屋はナチュラルスタイルで居心地の良さが伝わってきます。また子供室はブルーを基調としたカジュアルスタイルと、各部屋の内部が細かく表現され、その内装(床・壁・家具等)にいたる表現も非常にわかりやすく、また楽しげに描かれていることに、好印象を持ちました。

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優秀賞健康に過ごすための部屋

堀野 陽太(静岡県立浜松工業高等学校)

この作品は、現在のコロナ禍においてリアリティのある改善策と遊び心を盛り込んだ楽しい気持ちにさせてくれるような作品になっています。このコロナ禍を経て、実際に帰宅したらすぐに手洗いができるような間取りが多くなっているのは事実です。また、動線を考え玄関付近にクローゼットを設けている点もとても現実味があり、多くの人が求めているリフォーム内容ではないでしょうか。それに加え、運動不足を解消し、健康に過ごすためのアスレチック要素が盛り込まれており、子供だけでなく大人も楽しくなるような提案となっています。また丁寧に描かれた文字や図面も好感が持てます。 11堀野陽太様_CMYK1.jpg

優秀賞Withコロナでも退屈を無くすリフォーム

増田 望愛(愛知県立南陽高等学校)

この作品を見ると、新型コロナウィルスの蔓延がいかに若い世代の生活を刺激の少ない退屈なものにしているのかが伝わってきます。と同時に、その退屈さがこれまで目が向かなかったところにも目を向けるきっかけを与えてくれたのだなと感じます。これまであまり使用していなかったサブキッチンとベランダの新たな活用方法で退屈な日常を脱却しようとしているのでしょう。これらの2つの空間にターゲットを絞り、大胆なスケッチと率直なコメントでのプレゼンに高校生らしさを感じました。退屈の無い生活が早く取り戻せると良いですね。

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優秀賞押入れにいこう!

宮下 聖(長崎県立長崎工業高等学校)

提案内容よりも、題名に興味を持ち引き込まれた作品です。部屋の北面にある2間(1坪)の押入れを撤去して 部屋を広くして、広くなったスペースに、「リモートワーク」のためのスペースを確保すると同時に、空き時間などには、「ホームシアター」として使うことで、家族の団らんを増やそうとの提案です。自宅のリフォームを計画していて現実味のあること、撤去した押入れの収納物の対策として、床下収納の計画、プロジェクターの有効利用など配慮が行き届いていて、好感の持てる提案になっています。

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奨励賞スクリーンハウス

香山 咲綾(長野県立飯田OIDE長姫高等学校)

この作品は、コロナ禍でなかなか行くことが難しかった旅行や映画などの娯楽をこの状況下でも楽しむことのできるような形を見出した提案になっています。ほとんど使用されることのなくなった来客用の空き部屋に、三方向にスクリーンを設置し、立体的に様々な空間を再現でき、電車や飛行機に乗って旅行をしている気分にもさせてくれるようなシアタールームとなっています。このようなバーチャル・リアリティを一般家庭でも体験できる未来も容易に想像できますね。今回はスクリーンやスピーカーの設置といった設備面での工夫は見られましたが、もう少し空間的な改装もあると尚良かったと思います。

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奨励賞心は密です!~深まる絆~

鶴橋 千聖(静岡県立科学技術高等学校)

「心は密です」というタイトルにまず惹かれました。「どういうことだろう?」と作品の中身を見ると、リビングルームを対象として、3密を回避しながらともに過ごすための細やかで多様な工夫が提案されています。「コロナ禍を経験した高校生はこんなことまで考えるのか......」と感嘆すると同時にコロナ禍が恨めしくも感じました。住宅設備の種類や家具の構成なども今後大きく変わっていくのだなと実感できる作品となっています。一方で、空間構成自体の改変による提案にもチャレンジしてほしかったと感じました。

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奨励賞見守り、安心する空間

松田 侑也(静岡県立浜松工業高等学校)

この作品は、コロナ禍で家族との物理的な距離の近さや今までにない共有時間の多さからくる戸惑いを、共に過ごす空間の大切さを認識しながら提案された作品です。LDKに大きなテーブルを置く生活スタイルは珍しくない形ではありますが、そこに子供室まで取り込みL字型のテーブルで空間をつなげたアイディアを評価しました。大きなテーブルを共有する事で互いに見守ることが出来、また気配を感じることが出来る距離感も保て、家族が安心出来る空間となりました。Lの段差については、座り方などパースでも表現すると伝わりやすいと思いました。 16松田侑也様_CMYK1.jpg

学校賞:静岡県立科学技術高等学校

受賞された皆さん、おめでとうございます! 20211109.jpg

第13回 わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2021 ご応募ありがとうございました!

第13回 わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2021 に今年もご応募をいただき、ありがとうございました。

今回は「withコロナを経て家族のつながりを考える -新しい生活様式をふまえた住まい方-」をテーマに、住まいのリフォームの提案を募集しました。高校生の皆さんも、今までのような学校生活が送れていないなか、明るく、楽しい気持ちになるような作品や、ユニークな提案、表現力の高い作品が揃いました。

厳正なる審査を行い、11月のさぎ草祭に合わせて本学にて入賞作品の表彰式を行う予定をしております。審査が終わりましたらご案内を致します。

多数のご応募、ありがとうございました!    

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「第13回わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2021」募集要項

今年度も《わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト》を開催致します。

「withコロナを経て家族のつながりを考える -新しい生活様式をふまえた住まい方-」をテーマに、住まいのリフォームの提案を募集します。

ポスターはこちら

 応募期間 2021年8月23日(月)~9月19日(日)(当日消印有効)

 募集内容 住まい全体、あるいは住まいの一部を対象として選び、現況の様子あるいはリフォーム前(写真あるいは図)と、あなたの考えるリフォーム後の構想図(平面図<寸法記入不要>・立面図・透視図など)を描いて送ってください。文系の方もどしどし応募ください。

 応募資格 高校生・短期大学生(専門・専攻は問いません。)

 作品応募規定

 次の二つの部門があります。いずれかを選んで応募してください。

A:技術・デザイン部門

提題された住まい(本学HP掲載)を対象にして、「withコロナを経て家族のつながりを考える -新しい生活様式をふまえた住まい方-」をテーマとしたリフォーム提案を募集。新型コロナウイルスの影響で暮らし方に大きな変化があった2020年。「おうち時間」が長くなったからこそ、家族とのつながりや、それぞれが快適に楽しく過ごすための工夫、またテレワークの増加による働き方の変化などから、リフォーム提案を行ってください。

B:アイディア・デザイン部門

「withコロナを経て家族のつながりを考える -新しい生活様式をふまえた住まい方-」をテーマに、楽しい発想や斬新な図面表現、身近な実践例などを評価します。家全体のリフォームでなくても部分的な箇所でも可能です。

(リフォーム前の状態を図面や写真等で表現してください。)

A・B部門共通事項

(1)用紙:A3以上Aサイズまで1枚、紙質自由(ケント紙が望ましい。)

(2)氏名・学校名・学年などを「出品票」(本学HPに掲載)に記入し、提出作品の裏面右下に糊付けして、下記郵送先まで送付してください。

※ 作品が1点の場合でも、「出品者一覧票」(本学HPに掲載)をお付けください。

 郵送先 〒501-2592 岐阜市太郎丸80番地 

岐阜女子大学家政学部生活科学科住居学専攻

「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト」係

TEL:058-229-2211(代) 

 審査員 岐阜県内建築系教員・岐阜県建築士会会員・本学教員プロジェクトチーム

 表彰及び賞 2021年11月以降に表彰式をおこないます。

特 選 1点 賞状、副賞(図書券5万円)

優秀賞 3点 賞状、副賞(図書券1万円)

奨励賞 若干 賞状、副賞(図書券3千円)

学校賞(優秀作品を多数寄せて下さった高校)、副賞(図書券2万円)

入賞作品は岐阜女子大学家政学部生活科学科住居学専攻HPに掲載し、2022年2月末まで大学内にて展示予定

 その他

※ 大学HPにて、出品票、出品者一覧票、課題図面がダウンロードできます。

※ 作品の使用権は主催者に帰属し、応募作品は返却いたしません。

※ 内容に対する質疑応答はいたしません。

※ 規定以外の事項に関しては応募者の自由裁量とします。

◆A:技術・デザイン部門の提題

付図のような木造2階建住宅(在来軸組工法)を対象にして、リフォームを考えてください。

 設計条件

(1)第一種住居地域、建ぺい率60%、容積率200%とする。

(2)敷地は角地であり、全面道路の幅員は6m、東側道路の幅員は4mである。周辺敷地も類似の住宅地である。

(3)外構計画は自由とする。

(4)住まい手は、30代の夫婦と子ども(女6歳・男3歳)とする。職業は自由とする。

 その他

(1)壁量は壁量計算で確認する必要はない。通柱、筋違が入っている壁は、変更不可。

(2)構造部材(梁、柱など)を露出する場合の部材の姿は、応募者に任せられる。

(3)現状の屋根は4寸5分勾配、瓦葺き。

(4)その他、図に規定されている以外の内容については、応募者の自由裁量とする。

※ なお、この提題の住宅は、岐阜県内の空き家住宅として登録されているものを再構成したものです。

・第12回入賞作品はこちら

・第13回募集要項

・出品票、出品者一覧表

技術・デザイン部門の課題

・図面はこちら

第12回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2020」入選作品と審査評の発表

本学学生が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、11月7日に予定しておりました第12回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2020」表彰式は中止となりました。

参加を予定いただいておりました皆様におかれましては、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。

後日、賞状と副賞は郵送させていただきます。

入賞者・入選作品と審査評をご紹介いたします。(各賞内順不同)

本学10号館展示室に展示予定です。

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A.技術・デザイン部門

建築士会賞 ぐるぐるー猫と空気が巡る家ー  

筒井 日菜(三重県立四日市工業高等学校) 

この作品の特徴は、人の動線とは別の猫の動線-立体的な循環動線-を挿入することにより、大切なペットである猫にも住まい全体を使ってもらおうというまさに猫目線の提案にあります。そのための装置としてのネコカベもネコノキも現実味があり、今はやりのDIYリノベで作ってみたくなるものです。ネコノキを配置する空間は屋外空間である庭を取り込んだ半屋内空間となっており、猫のために危険が多い屋外を屋内に取り込んでいくという発想も興味深かった。手描きのパースも美しく、分かりやすいものとなっています。

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優秀賞小さな幸せ、大きな支えに

岩田 夏帆(岐阜県立岐阜工業高等学校)

この作品の特徴は、現在のコロナ渦における店舗併用住宅の在り方と大型犬の特性を分析し、反映させた住宅の提案となっています。コロナ渦において飲食店が大打撃を負い、テイクアウトのニーズが高まったことを踏まえ、ドライブスルーを取り入れたり、テラス席を設けたりとまさしくwithコロナ時代に適応する様式が考えられています。また、店舗併用住宅としてのゾーニングが明確で、それぞれの使いやすさ、快適さも見てとれます。さらに、一緒に暮らす看板犬である大型犬の特性を分析し、その特性に応じた工夫などが住宅の随所にみられ、一定の現実味を持ったリフォーム案となっています。

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優秀賞犬が自由に暮らす家 人が自由に暮らす家

前田 明日香(国立徳山工業高等専門学校)

この作品は、屋内飼育が主流となった現在、飼い主と犬との距離や関係性が近くなった分、飼い主との関係性にストレスや不安を生じ、精神疾患を抱える犬も増えているという現状を踏まえ、飼い主と犬とが心身ともに良い影響、関係性をつくるためのリフォーム提案です。庭に面した南側全面に土間という半室外空間を設け、家の約半分の空間を飼い主と犬との共用空間にした思い切りの良さと、土間の上部を吹き抜けとしたことで、互いの気配を感じながら適度な距離感を保つことができる空間となりました。人と犬、それぞれが自由に暮らす家ではあるが、しっかりと犬への愛情が感じられる提案となっています。

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優秀賞Connection~つながり~

宮地 柚菜(岐阜県立可児工業高等学校)

この作品の特徴は、課題解決のため、家族がより楽しい毎日を送るために、家の中心に吹き抜けのある『サンクンガーデン』を新しく設けたことです。このアイディアは素晴らしいものです。まずこの空間を使って2階には、親子の繋がりを深めるための内窓があり、お互いの気配を感じあうことが出来ます。この吹き抜け空間は親子の近すぎない、丁度良い距離を保つのに役立ちます。更には吹き抜け空間と繋がったLDKも大きく新しくワンルームとして計画されました。対面式のキッチンは、子どもの成長を温かく見守る『家族の目』を感じることができ、建築としても、明るく・温かい良い作品になっています。

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奨励賞Relax

篭橋 友貴(岐阜県立可児工業高等学校)

この作品は、犬が家族の一員であることを象徴するような作品になっています。人だけでなく、犬の動線や犬にも配慮した仕上げ材も考えられており、人と同レベルで快適に過ごすための工夫が随所に見られます。ただ単にペットとしての犬ではなく、家族としての犬の存在の大きさがこの作品からは感じ取れます。人目線で建てられる住宅も、家族の一員であるペットの目線に立って計画していくと、人もペットも暮らしが豊かになりそうですね。また、建物そのものだけでなく、庭などの外構計画もしっかり考えられているところも評価しました。

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奨励賞一体化~ともに~共に過ごしやすい空間を~

佐藤 祐月(岐阜県立可児工業高等学校)

木質系ラーメン構造を採用することで、開放的な大きな空間を作り出し、あちこちのスペースで猫との触れ合いを楽しもうとする提案です。既存の区切られたL・DKを一室にしてリビングを吹き抜けにしています。この吹き抜けには梁を残し、壁に設けたキャットウォークと一体化させ、猫のための空間をつくっています。2階にある夫婦寝室・子供部屋からもこの吹き抜け空間を眺めることができ、猫の動きを見ながら楽しむことができます。新しく設けた階段下部に『猫のためのスペース』を設けるなど細かい配慮もなされ、猫を身近に感じながら『共に過ごす』と言うコンセプトが実現できそうな、良い作品です。

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奨励賞私と犬のSOCIAL DISTANCE-思いやりの距離-

万谷 真理奈・村上 日向子(国立徳山工業高等専門学校)

この作品は、人とペットとしての犬との関係の在り方について、愛するがあまり人と同じように扱い、生活する現在に一石を投じる提案となっています。住まいの空間を、人間スペース、犬スペースと両者のふれあいスペースという3つの空間に分け、それをフロアレベルで明確化するという大変分かりやすく、説得力のある内容となっています。人間と犬の望ましい距離感について、住まいの空間を通じて新たな考えを提示する大変好感が持てる作品です。 万谷真理奈_村上日向子様_CMYK-2.jpg

B.アイディア・デザイン部門

優秀賞Natural Room

加藤 初音(岐阜県立多治見工業高等学校)

この作品は、室内で過ごすことが多い猫が、のんびり自然の中で暮らしている気持ちになるようにと、飼い主の部屋を「Natural Room」にリフォームする提案です。自然の中をイメージする装置として天窓を設置したり、樹木型のキャットタワーでは、幹にはキノコ型のらせん階段や枝から猫じゃらしにもなるつた状の植物を垂らすなど、高い所や動くものに興味を示す猫の特性が考えられています。同時に猫だけではなく、この部屋で一緒に過ごす飼い主も、猫がくつろぎ、遊ぶ姿に癒され、のんびり、まったり過ごす様子が想像できます。手描きの優しいタッチからも、猫への愛情が感じられる作品です。

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優秀賞外のような空間

佐藤 優多(静岡県立浜松工業高等学校)

この作品は、住まいの中に機能をユニット化した小屋を新設することで、残りの空間を縁側のような中間領域とし、犬がそこを走り回れるようにしようと考えたものです。住まいの中で犬と暮らす人が格段に増えた現代の、新たな住まいの在り方かもしれません。住まいの機能をユニット化した小屋は、どこまで部屋としての機能を最小限化できるか、立体的利用ができるかということを考えて提案されており、とても興味深い作品です。

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優秀賞ニャンコと豆の木

中谷 一憲(徳島県立徳島科学技術高等学校)

説明文も大変解りやすく、読みやすい文章で大変好感の持てる提案です。プレゼンテーションとしてはスッキリとして、秀逸でした。2匹の猫がいつも屋外を眺めている姿から何かを感じ、猫たちと共に楽しく暮らせる部屋を提案しています。床に組み込まれた金魚が泳ぐ水槽で本能を刺激し、壁・天井へと考えを展開しています。ジャックと豆の木に発想を得たキャットタワーは如何にも楽しそうですし、豆の木の背景の青い空のイメージも新鮮です。これらの空間構成は動き回る猫を、楽しげに目で追う住人の姿も容易に想像できる、素晴らしい作品になっています。 中谷一憲様 _CMYK-2.jpg

優秀賞犬とくらす

和田 彩絵(第一学院高等学校)

この作品は、実際にある住宅を人と犬が心地の良い暮らしができるようにリフォームすることを想定した、具体的な改善案が取り入れられた作品になっています。改善点を明確にし、その問題を解決するためのリフォーム案は現実味を帯びており、人や犬への細やかな配慮も見られます。特に2階に生活の中心であるLDKを配置したことにより、広々とした空間が生まれ、1階にはしっかり個室が確保できています。また、プレゼンシートの彩り方にも目が惹かれました。素材感のあるフェルトを用いながらカラフルで温かく、楽し気な印象を一目見ただけで感じました。図面も見やすく、このような魅せ方に好感が持てました。

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奨励賞きのこルーム

大山 乃愛(岐阜県立多治見工業高等学校)

この作品は、暮らしの中に「きのこ」をモチーフにした様々なエレメントがちりばめられた、わくわくするような楽しく、テーマパークのような空間になっています。きのことその胞子までもをイメージしているところがユニークな発想です。猫がきのこのキャットタワーや階段を走り回る姿が目に浮かびます。こんな部屋があったら、人も猫も楽しく暮らせそうですね。また、イラストに迫力があり目が惹かれました。線1本1本が綺麗で、着彩も丁寧です。手描きの良さが感じ取れる作品です。

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奨励賞犬が走り回り、犬も人も楽しめる家

高柳 晴(静岡県立浜松工業高等学校)

この作品は、室内に犬が入ることを想定していない住宅で、屋内飼育をするために考えられたリフォーム案です。住宅の1階部分をワンルーム空間とし、玄関から住宅を横断する床を土間にすることで、土間(+0)が犬の領域、+300以上が人の領域となり、床高さによって領域が分けられています。床高さの違いは、キッチンなど危険な場所に犬が入り込まない配慮でもあります。また+300の差が腰掛となり、犬を見守りながら人の領域への侵入を防ぐ役割ともなっています。床高さに着目して領域を分けた点を評価しました。

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奨励賞猫と生活

林 実珠(岐阜県立多治見工業高等学校)

この作品は、部屋の中全体が、猫の遊び場となるよう考えられた空間となっています。スキップフロアの部屋は、部屋自体がキャットタワーの一部になっており、キャットウォークへ導くために机や手すりの配置も考えられています。また、動くものが好きということで、水槽を壁に組み込んだり、狭い場所や高い所が好きな特性を理解し、壁トンネルや出窓、キャットウォークなどの装置は、猫を楽しませようという意気込みを感じました。また、キャットハウスやラグマットのデザインからも、飼い主が猫との生活を楽しんでいる様子がイメージできる作品となっています。

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学校賞:岐阜県立瑞浪高等学校

受賞された皆さん、おめでとうございます!