卒業生Voice
地元沖縄の食育を担う管理栄養士 卒業生Voice10
卒業生Voice 2016年度卒業 宮城(旧姓 神谷)さん (那覇市立金城中学校(小禄学校給食センター) 学校栄養職員)
私は、現在、沖縄県の小禄学校給食センターで約4250食の学校給食を提供しています。主な業務内容は、献立作成、発注、衛生管理、アレルギー食対応などの給食管理と食に関する指導です。子どもの反応は素直なもので、苦手な食材にはすぐ顔をしかめ、逆においしいものには目を輝かせて喜びます。毎日の給食を通して、食べられなかった野菜を食べられるようになったり、食の細い子が食べられる量が増えていったり、それぞれの子どもの成長を見守れることにこの仕事のやりがいを感じています。
私は、地元沖縄県で学校給食に携わりたいという思いから、大学時代に、栄養教諭の1種免許状の取得と管理栄養士合格を目指して日々学習に取り組んでいました。管理栄養士取得に向けての基礎学習ももちろんですが、特に栄養教諭の臨地実習やフードマネージメント実習、栄養指導論等でのスライド、リーフレット作りが現在の仕事にいきていると感じています。栄養士養成校は、授業も多く大変だと感じている学生も多いと思いますが、今学んでいることは、必ず社会人として働く上で必要なので今のうちに周りの先生方や友人からたくさんのことを吸収して自分の力に変えてください。
最後になりますが、社会人になり早6年、学校給食における食物アレルギーは複雑化し、食育はデジタル化が進むなど求められる技量も変化しています。今後さらなる変化に対応していけるよう日々精進して参ります。
病院の管理栄養士として活躍している先輩 卒業生Voice9
病院の管理栄養士として活躍している3名の卒業生を紹介します。
3名の卒業生は、現在、岐阜県の医療法人社団睦会 愛生病院に勤務されており、入院患者様の栄養管理業務、外来患者様の栄養指導、発注などの給食管理業務を行っています。3名の卒業生の方々に、大学で学んだことの中で、現在の業務に生かされていることや、大学生活で楽しかったことなどをインタビューしました!
浅野さん(平成7年度卒業)
大学1年生で1年間調理実習を行いましたが、毎回終了後レポートと栄養価計算を手計算で行っていました。そのため、材料のおおよその目方や栄養価がだいたい予想できるようになりました。電卓を打つのも早くなり、患者様のアセスメントの計算が得意となりました。
学時代の友達は一生の友達になります。楽しい大学生活を送ってください。そして、先生方は親身に指導してくださるので、4年間一生懸命勉強してください。社会にでてからは、自分の努力あるのみです。
中村さん(平成19年度卒業)
臨床栄養の基礎的な部分で検査値の数値などは栄養指導、相談の時に必要だと感じています。各疾患の特徴は治療食の献立を作成するときに役に立っています。また、在学中は、さぎ草祭の実行委員をしていたので、他学部や他大学の友人ができ忙しかったですがとても楽しかったです。4年の卒業研究では一緒に研究をしたメンバーと助け合い研究ができ、今も仲良く交流を持てています。
4年間で学んだものは確実に将来の自分のためになりますので頑張ってください。大学は勉強も大変でしたが、それ以上に楽しいことも多く充実した時間だと思います。
森さん(平成30年度卒業)
臨床栄養で学んだ疾患の特徴や検査の読み方、大量調理実習やフードマネージメント演習での工程も考えた献立作成の仕方など、栄養管理業務や給食管理業務に生かされています。4年次は卒業研究や実習、模試が重なり大変なこともありましたが、その分国家試験に合格した喜びが大きく、充実した4年間を過ごせたと思います。
今しかできない学校生活を楽しみ、夢に向かって精一杯の努力してください。
管理栄養士+高校の家庭科教員を活かして活躍中 卒業生voice8
卒業生Voice 2013年度卒業(東濃実業高出身 岐阜県高校家庭科講師)
現在、高校で家庭科の講師をしています。 |
食品会社で活躍する管理栄養士 卒業生Voice7
卒業生Voice 2018年度卒業 (滋賀県立河瀬高校出身 伊藤ハム米久ホールディングス株式会社)
私は伊藤ハム株式会社の関西輸入チルドポーク課に所属しています。スーパーで売っている、アメリカ産やカナダ産の豚肉、伊藤ハムの自社製品の原料となる豚肉を輸入し、グループ会社を通して食卓にお届けする仕事に携わっています。
日本だけでなく、輸入する国の社会情勢・毎日変動する為替を見ながら、日本のマーケットが何を求めるかを予測しながら毎日の仕事を行なっています。時には海外の方とやりとりしたり、海外に出張する事もあり、自分が予測し得なかった世界にいると感じます。
私は在学途中から食品メーカーで働くことが夢でした。総合食品メーカーは、対象とする相手が広く、より多くの影響を与えることが出来るからです。
また、在学中に学んだ管理栄養士の知識は、現代の健康志向にとても必要な知識です。仕事でお得意先に何か商品を提案する時も、ただ自社の商品を提案するだけでなく、プラスで時代のニーズにあった食卓提案をすることが出来ることも自分の強みになっています。
地域の人たちの健康を支える管理栄養士 卒業生Voice6
卒業生Voice 2018年度卒業生 (静岡市立高校出身 株式会社杏林堂薬局)
私は、現在ドラッグストアで働いています。店舗業務はもちろんですが、それ以外にも地域の方々の健康測定を行った後に栄養相談会を実施し、食事のアドバイスを行ったり、健康セミナーの講師をさせていただいたり、個別で糖尿病や脂質異常症など病院と同じような栄養食事指導をやらせていただいたり、多岐にわたる管理栄養士業務をさせていただいています。日々勉強ですが、卒論をはじめとした大学時代に得た経験を今の仕事で活かすことができています。
4月からは、社内で特定保健指導(※)を行うことになりました。分からないことばかりで不安ですが、これからも勉強を重ね、より一層地域に貢献できる管理栄養士を目指したいと思います。
先生方が仰っていた『国家試験がゴールではない。』の意味を今、痛感しています。興味を持ったことには何でも挑戦してみると、応用が効く管理栄養士になれると思います。
心強い先生方、励まし合える友達と一緒に、より良い大学生活を送ってください。
※特定保健指導:生活習慣病の発症の可能性が高い人へ管理栄養士などが発症予防のために行う支援