卒業生Voice
食品会社で活躍する管理栄養士 卒業生Voice
卒業生Voice 2018年度卒業 山口瑞貴さん (滋賀県立河瀬高校出身 伊藤ハム株式会社)
私は伊藤ハム株式会社の関西輸入チルドポーク課に所属しています。スーパーで売っている、アメリカ産やカナダ産の豚肉、伊藤ハムの自社製品の原料となる豚肉を輸入し、グループ会社を通して食卓にお届けする仕事に携わっています。
日本だけでなく、輸入する国の社会情勢・毎日変動する為替を見ながら、日本のマーケットが何を求めるかを予測しながら毎日の仕事を行なっています。時には海外の方とやりとりしたり、海外に出張する事もあり、自分が予測し得なかった世界にいると感じます。
私は在学途中から食品メーカーで働くことが夢でした。総合食品メーカーは、対象とする相手が広く、より多くの影響を与えることが出来るからです。
また、在学中に学んだ管理栄養士の知識は、現代の健康志向にとても必要な知識です。仕事でお得意先に何か商品を提案する時も、ただ自社の商品を提案するだけでなく、プラスで時代のニーズにあった食卓提案をすることが出来ることも自分の強みになっています。
地域の人たちの健康を支える管理栄養士 卒業生Voice6
卒業生Voice 2018年度卒業生 村松 郁久美さん (静岡市立高校出身 株式会社杏林堂薬局)
私は、現在ドラッグストアで働いています。店舗業務はもちろんですが、それ以外にも地域の方々の健康測定を行った後に栄養相談会を実施し、食事のアドバイスを行ったり、健康セミナーの講師をさせていただいたり、個別で糖尿病や脂質異常症など病院と同じような栄養食事指導をやらせていただいたり、多岐にわたる管理栄養士業務をさせていただいています。日々勉強ですが、卒論をはじめとした大学時代に得た経験を今の仕事で活かすことができています。
4月からは、社内で特定保健指導(※)を行うことになりました。分からないことばかりで不安ですが、これからも勉強を重ね、より一層地域に貢献できる管理栄養士を目指したいと思います。
先生方が仰っていた『国家試験がゴールではない。』の意味を今、痛感しています。興味を持ったことには何でも挑戦してみると、応用が効く管理栄養士になれると思います。
心強い先生方、励まし合える友達と一緒に、より良い大学生活を送ってください。
※特定保健指導:生活習慣病の発症の可能性が高い人へ管理栄養士などが発症予防のために行う支援
管理栄養士と製菓衛生師の資格を活かして洋菓子店で頑張っています 卒業生Voice5
卒業生Voice 2018年度卒業生 宮﨑 晶さん (石川県立金沢西高校出身)
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卒業後、岐阜のケーキ屋さんに就職しました。業務内容は、主に、窯に入れる前の焼き菓子や生地の形成、入れた後の焼き上がりの管理をする仕事をしています。管理栄養士と製菓衛生師の資格を取るきっかけとしては、もともと小さい頃からパティシエになるのが夢で、お菓子に携われる仕事を目指していたからです。 |
仕事をする中で、大学の授業で用いた計算方法を使用する場面があったり、お菓子に記載されている栄養価や食品表示やアレルギー表示が理解出来るので、管理栄養士の授業で学んだ事がとても役に立っているなと実感しています。
また、製菓衛生師のスクーリングでは、様々な洋菓子や和菓子を作ることができ、とても勉強になりました。
あ
あまだまだ未熟ですが、将来は独立して、管理栄養士の知識を活かして地元で健康に良いケーキを作れたらいいなと考えています。
住民の健康を手助けする管理栄養士 卒業生Voice 4
今回の卒業生Voiceは、市町村の住民の健康を手助けする管理栄養士として活躍している先輩を紹介します。
卒業生Voice 2014年度卒業生 松波志帆さん(長良高校出身 山県市役所健康介護課勤務)
学生時代は先生や友人に恵まれ、環境が整った中で勉強をすすめることができました。中でも同じ研究室の中で問題を出し合うなど声を出しながら一緒に勉強した内容は記憶に残りやすく、良い勉強法であったと感じました。
現在は市役所で働いています。業務内容は食生活改善推進員の養成・育成に関することや特定保健指導です。養成講座などでは調理実習を行うこともあるため、ライフステージや生活習慣病予防などテーマに沿った献立作成や食材の発注をします。特定保健指導では、人体の生理機能を踏まえて対象者と一緒に生活改善のための目標を設定していきます。毎日の業務の中で栄養学、生理学、調理学、給食管理、栄養指導論など学生時代に勉強した多くの分野の知識を活用していることを実感しています。
卒業生の活躍 栄養指導・クリニック併設カフェの運営 (卒業生Voice3)
卒業生Voice 2017年度卒業生 志田 有梨茄さん(静岡県立沼津西高校出身)
今、私は糖尿病療養指導士の資格取得を目指し、スキルアップするため講演会やディスカッションなどには積極的に参加しています。あそうクリニックにはDOCTOORS CAFÉ PLUSというカフェが併設されています。栄養指導とこのカフェを運営することが私の仕事です。カフェでの仕事は接客・調理・メニュー開発・発注・仕入れ先の選定・衛生管理・POP作り・SNS発信など、すべての業務を管理栄養士が行っています。「食を健康のプラスの力に変える」というコンセプトで糖尿病内科医が監修しており、塩分やカロリーを控えめにした野菜たっぷりのお惣菜、旬の食材を使用した煮物、雑穀入りのごはんを始め、スイーツやドリンクを販売しています。私たちが考案するスイーツは、砂糖の代わりにマービーやラカントといった自然甘味料を使用しており、普通のスイーツと比べ血糖値の急上昇を抑えるような商品となっています。最近では、砂糖不使用・動物性脂肪不使用のガトーショコラを開発しました。カフェを併設していることで、栄養指導の内容と結びつけることができ、患者様の食事の参考になるような商品を日々試行錯誤しながら考案しています。テイクアウトはもちろんランチも提供しており、患者様だけでなく一般の方でもおいしくいただける健康食として提供しています。
さらに地域貢献として先日開催されたフリマフェスにも参加し、地域の方々の栄養相談をさせてもらいました。今後は集団栄養指導や調理実習をふまえた栄養教室もやっていく予定です。大学での講義や実習、研究活動を生かしていきたいと思っています。
管理栄養士としてはもちろん一人の女性として社会で活躍できるよう今後も新しいことに挑戦し続けたいと思います。