健康栄養学科

食品開発

小麦・卵・乳を含まないお弁当をオープンキャンパスで提供

 大場研究室では、昨年から小麦・卵・乳を含まないお弁当をオープンキャンパスで提供しています。オープンキャンパスでは、高校生や保護者の方に提供するため、3年生までの授業で行った学内の人への給食提供とはまた違った完成度が求められます。4月から本番までに多くの試作・検討を重ねました。

 昨年は小麦を含むパン粉の代わりに生おからをオーブンで乾燥させた「おからパン粉」を使った「牛肉じゃがコロッケ」を提供しました。しかし、コロッケの種を作り衣を付けて揚げるため、手間がかかり過ぎる点が課題でした。

 そこで、今年度は、「アジの香草パン粉焼き風」に「おからパン粉」を使用しました。本番直前まで衣の配合割合や塩分、焼く前にかけるオイルの量を検討しました。その結果、本番はとてもサクサクと食感のよい仕上がりとなり、高校生や保護者の方からも高評価をいただきました。

「おからパン粉」は、栄養面では通常のパン粉より生活習慣病予防につながる食物繊維の摂取量が増えるメリットがあり、さらにエコな視点では日持ちがしない生おからの有効利用(食品ロスの削減)にもつながるのではないかと考えています。

 今後も食物アレルギーの有無に関わらず皆一緒に食べることができる給食メニューの開発をすすめていく予定です。(大場研究室)

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地域素材を活用した商品の考案♪

道の駅美濃にわか茶屋と連携し、地域素材を活用した商品開発や栄養教室(健幸はつらつセミナー)の開催に取り組んでいます。

商品開発をテーマとしている私たちは、道の駅では、どのような商品が売れているのか。どのような利用者がいるのか。等お話を伺ってきました。価格や見た目といった購入者側だけではなく、手間といった製造側の意見も考慮しながら検討する大切さを改めて実感しました。今後は、地域素材を活用した商品が提案できるよう試作を繰り返していきたいと思っています。(笠井研究室)

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岐阜県寒天展示品評会で研究報告を行いました!

 岐阜県恵那市山岡町で作られている山岡細寒天は全国シェア80%以上を占めています。寒天は食物繊維やミネラルが豊富であることから細寒天を使った料理の考案を行ってきました。

 岐阜県寒天展示品評会でこれまでの研究報告として、細寒天を使った料理やケーキの考案について発表しました。品評会後は、実際に山岡細寒天が作られている工場を見学させていただき、細寒天作りについて知ることができました。

 今年度は、食物繊維が豊富に含まれている寒天とおからを使ったシフォンケーキの便秘改善効果などについて調べる予定です。おいしいシフォンケーキが作れるよう練習します! (水野研究室)

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