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管理栄養士へのステップ~4年生 岩﨑研究室~ 体の不調と食習慣を探る
岩﨑研究室では、「女子大学生における起立性調節障害の実態把握と関連因子の検討」についての研究に取り組んでいます。
起立性調節障害は、起立時に立ちくらみ、めまい、ふらつきなどの症状を引き起こす疾患で、重症になると日常生活に著しく支障をきたし、学力低下や身体機能の低下につながります。中学・高校生で発症率が高くなり、男子に比べ女子では1.5~2倍と多くなっていることが報告されていますが、大学生における報告は少ない状況です。そこで、健康栄養学科の2~4年生で研究に同意を得られた学生を対象に、①自覚症状の確認のためのチェックリストへの回答、②新起立試験(血圧、心拍数の測定)の実施、③生活習慣・食習慣・既往に関するアンケート調査の実施を行い、女子大学生における起立性調節障害の実態を把握し、関連因子を見つけ出すことで、起立性調節障害の発症予防、重症化予防の働きかけにつなげていきたいと考えています。現在は、①~③の調査を実施中です。(岩﨑研究室)