健康栄養学科

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管理栄養士へのステップ ~1年生基礎生化学実験~

1年生の基礎生化学実験の授業を紹介します。

基礎生化学実験では、体の成分や栄養素となる糖質、脂質、タンパク質、核酸といった物質の性質を、実験を通じて学んでいきます。大学入学後の初めての実験授業になるので、器具や薬品の扱い方について基礎から学修をしていきます。

今回は、酵素の働きを調べる実験を紹介します。

酵素は、食事から摂取した栄養素を体の中で利用できるように変えてくれるものです。そして、酵素には、働きやすい温度(最適温度)があります。人の体温は、恒常性によって37℃付近になるように調整されています。風邪を引くと発熱して体温が高くなったりしますが、そのとき働きにくくなる酵素もあれば、働きやすくなる酵素もあります。酵素によって最適温度は異なります。

この実験では、膵臓から分泌されるタンパク質消化酵素の1つであるトリプシンの最適温度を調べています。25℃、37℃、60℃の温度条件で反応させ、温度の違いで働き具合が異なるかを調べています。

どの温度が最も働きやすいと思いますか?

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