健康栄養学科

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令和4年度 卒業研究発表会を行いました

 10月30日(日)、令和4年度卒業研究発表会を行いました(健康栄養学科は、3月初めに管理栄養士国家試験があるので卒業研究の発表会を早めています)。       

 発表会では、実践活動やレシピの開発、実験的研究など44題の発表がありました。発表は8分、質疑応答2分です。座長(教員)が進行を仕切ります。

 

 卒業研究は、先が見えない海を航海するようなものです。明らかにしたいテーマについて、まずどうやって取組むかを考えなければなりません。4月から始まって10月まで、こんなに長期間一つのことに取り組んだのは、学生の皆さんにとってはきっと初めての経験だったでしょう。

 いろいろ試行錯誤しながら、躓きながらも一歩一歩前へ進みます。探検と同じですから困難はつきものですが、それだけにやり終えた時は大きな達成感を味わうことができます。それが研究のおもしろさです。

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 多くの研究テーマは、食に関係するさまざまな課題を検討したものでした。中には、時代を反映し、SDGsに関連した研究もありました。

 「食材を無駄なく利用したレシピ提案」は、SDGsの目標の一つである食品ロスを削減のため、スイカの皮の活用方法をテーマにした研究でした。

 また、新型コロナウイルス関連の研究もありました。「種々の体温測定方法の比較」は、感染管理のため体温測定を実施していますが、実は正しい体温測定は難しいという研究でした。

 「ウレタンマスクの構造の違いによる微生物の透過性の検討」は、不織布マスクとウレタンマスクの感染防御能の違いを実験的に明らかにし、不織布マスクの利用を推奨した研究でした。

 どの研究も、ユニークなテーマやち密な実験や調査が行われた素晴らしいものでした。