健康栄養学科

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管理栄養士へのステップ ~1年生 基礎生化学実験~

 1年生の基礎生化学実験の様子を紹介します。

 基礎生化学実験の授業では、からだの栄養素となる糖質、脂質、アミノ酸、タンパク質、核酸の性質を、実験を通じて体験し理解を深めます。他にも、体液の恒常性維持に重要なpHの仕組みを学んだりします。この授業は、実験器具の扱い方や実験レポートの書き方といった実験授業の基礎から始めていきますので、化学実験に不慣れな人も気軽に受講できます。

 この授業の中の糖質の定性実験を紹介します。定性実験とは、試料中の物質の化学変化を観察して、その性質をとらえる実験を指します。糖質といっても、グルコース、フルクトース、ガラクトースといった単糖がありますし、これらの糖がつながることで、二糖、オリゴ糖、多糖となります。さまざまな糖の種類と性質があり、栄養素としてのはたらきも変わります。いくつかの定性反応を利用して、それぞれの糖にどのような性質があるのかを実験で確認します。

↓ それぞれの糖の溶液に、定性反応用の試薬を加えて反応させています。