健康栄養学科

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管理栄養士へのステップ ~4年生 卒業研究 野村研究室~

 野村研究室では、野菜の生理学に着目し、野菜の栄養機能向上を目指した研究に取り組んでいます。今年度は、トマトを使った研究を行っています。

 一般にトマトは、実をつけはじめた段階で水の量を減らすと、実が甘くなります。これは、乾燥のストレスで生命の危機を感じたトマトが実の成熟を優先しようとし、その結果、糖の転流量が増え甘くなると考えられています。そこで、トマトに乾燥以外のストレスを与えたときも甘くなるのか、また、そのとき他の栄養素にはどのような影響があるのかを調べています。

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 中和滴定でトマトの総有機酸量を測定しているところです。その他の栄養素も測定し、ストレスを与えることで甘くなるか検討します。(野村研究室)