健康栄養学科

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管理栄養士へのステップ ~3年生 病態栄養管理実習~

 3年生の 病態栄養管理実習 の授業を紹介します!

 病態栄養管理実習では、病態別の食事療法の特徴を理解し、基本となる常食献立からそれぞれの病態に適した治療食の献立を作成する技術を学修します。基本献立を中心に材料や調理方法を変化させて、効率的で安全な治療食を展開させる力を育てます。

 病院に入院している患者さんの病態は多岐にわたり、治療食の種類も非常に多く、細やかな対応が必要となっています。管理栄養士はそれらに適切に対応した献立作成・調理の技術が必要です。併せて、治療食であっても、もちろん美味しくなければなりません。いくら栄養価が適正であっても食べていただけなければ治療(食事療法)にはなりません。

 この授業では、献立を適正に立てることとその献立を調理・試食することで、調理方法・調理時間・味付け・盛り付け・衛生管理等が適切であったかを確認しながら学んでいます。

 また、病態に応じた適切な栄養指導の技術を習得するための学修も行っています。症例を通じて、患者さんの背景や基礎データからアセスメントを行い、適切な栄養指導を行うための指導媒体(献立を含む)を作成します。自分が作成した媒体を使い、患者役と指導者役になって学生同士で栄養指導体験を行います。わかりやすい栄養指導のための媒体や言葉選びなど体験を通じて理解を深めます。医療職の一人として活躍できるための基本を学ぶ講座です。

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