健康栄養学科

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第3回『健康寿命を延ばす食教室』を開催!

「健康寿命を延ばす」をテーマに第3回食教室を9月10日(火)に開催しました。

今回は、3名の男性の方も参加して下さいました。男性の方は、料理教室という行事に参加することが初めてだとおっしゃっていましたが、最後には「とても楽しかった」「美味しかった」などのお声もいただくことができました。

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 今回の教室では、「だしの効果と利用方法」と「水溶性食物繊維」の2つに絞ってお話しました。

 普段捨ててしまうような「野菜くず」を利用した「野菜だし」を使ったスープや煮物を食べていただきました。野菜のヘタや茎などからも「うま味」が出て、調味料を減らしても美味しく食べられるということを実感していただきました。鰹・昆布だしは購入しなければなりませんが、野菜くずは廃棄する部分を用いることができ、比較的作りやすいので「家でもやってみよう」と思われる方が多かったです。

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 次に、食塩の吸収を遅らせる水溶性食物繊維についてお話しました。食塩量を減らすことは簡単なことではないので、ご家庭でも実施しやすいような「普段の食事にプラス〇〇」という形でご紹介しました。

 例えば、納豆ごはんや味噌汁にオクラ、なめこ、わかめなどの粘り気の強い食品をプラスすることで、水溶性食物繊維を簡単に摂ることができます。どれも身近なもので出来るので、「普段の食事にプラス〇〇」という意識を高めて高血圧予防につなげていただきたいです。

 食教室終了後、アンケートに答えていただき、「毎日の料理に活かしやすい」「とても勉強になった」などの意見を多くいただきました。

 教室を運営し、参加された皆さんからご意見をいただくことで、「相手に寄り添った考え方」「伝える力」「コミュニケーション能力」を学ぶことができました。この経験を今後につなげていきたいです。

 最後に食教室にご参加いただいた山県市の皆様、食教室を開催する機会をいただいた山県市健康介護課の山田佐知子先生、誠にありがとうございました。(藤田研究室 山崎・吉田)