農業研究会活動
分蘖(ぶんげつ)の実態研究
一粒の種籾(たねもみ)からは、一本の苗がでてきます。その1本の苗が枝分かれして 5、6本の苗に増えていきます。これが分蘖です。
私たちの稻作研究では 一体、「分げつ」は何本までに増えるのかを研究するため、水田の一角に研究用の場を設けました。
1本植えは、何本に分げつするか
3本植えは 何本なったか
5本植えでは・・・と、今後の分げつの様子を観察していきます。
農家が使っている「田植え機」は、3本ぐらいずつを、均等に植えていきますから、3本くらいが、最も適した分げつになるのかもしれません。
昨年の研究から、一つの稲穂に籾がおよそ60から70粒つきました。
1本の分げつが6本となったら、一粒からおよそ400粒の米が取れることになります。 水・太陽・風・・・ 自然の力はホントにすごーーい!!
水田の表面は鏡のように 苗の緑を映しています。
田植えの準備「代掻き」
初めて田んぼに入りましたが、想像していた100倍楽しくて、最近芽が出てきたお米への思いを備中ぐわにこめて作業することができました。また、 まだ話し慣れていなかった先輩とたくさん話す機会ができ、初めての活動にも前向きに取り組むことができました。
これまでは庭の畑を耕すことしか経験がなかったので、あれだけ広い田んぼを決められた時間までに耕せるか不安でした。同じ班の同級生や先輩方と協力して、決められた時間までに決められた範囲を終わらせることができて良かったです。次回は、水が張られているので、沼にはまって転けないように気をつけながら頑張りたいです。
学校教育専修1年生 後藤小夏(多治見西高校出身)
積算温度120度でふっくら大成長
いよいよ浸種を始めて10日間が経過し、積算温度120度に到達しました。種籾は水分を含んで、ふっくらしています。毎日観察や水温管理をしてきたからこそ、この目に見える変化がとても嬉しく思います。
次の工程の播種に向けて、半日乾燥させました。播種では、3学年合同で約18枚の育苗箱に種播きを行います。
毎日LINEグループで共有する観察記録
廊下の掲示板
稲作研究スタート!浸種の活動
稲作には「米」の漢字にも表れているように「八十八の工程」があると言われています。今日は農業研究活動で初日の活動「浸種」を行いました。
バケツに水を入れ、温度を測り、種籾を浸しました。発芽抑制剤の影響で思っていたよりもすぐに水が青く染まり、参加していた新1年生も驚いていました。
学生に4Kgのハツシモの種籾を持ってもらったとき、「新生児の体重より重い!命の重さですね!」と話していたことが印象的でした。今日から23日に予定された播種の活動まで、積算温度100度になるように丁寧に管理していきます。
美味しいお米が育つようにこれから1年間活動や毎日の観察を責任、愛情をもって頑張って行きたいです。
2年生 諸見里・淵脇
学園祭模擬店に出店 調理・販売に大張り切り!!
初等教育学専攻では、10月11日から13日までの学園祭に、模擬店を出店しました。販売したのは、豚汁とさつまいも蒸しパンです。
さつまいも蒸しパンは、学生が育て収穫したさつまいもと米(昨年度収穫)を使用。3日間、それぞれ1~3年生が調理して、販売しました。学生の中には、学園祭でいろいろな役割を担うため、3日間の活動の役割分担を明確にして臨みました。4号館調理室で調理した豚汁や蒸しパンを、桜並木メイン通りに設けたテントで、呼び込みをしながら、販売しました。
保育者・教育者に求められる人間力を、今回の活動を通して向上させることができたように思います。いよいよ、これからは、初等教育学専攻では、ミュージカル活動に挑戦!さらに人間力向上をめざしていきます!