ミュージカル
なぜ、初等教育学専攻では、ミュージカルをやるの?
子どもを育てる職業に就くことを目指す学生にとって、専門性を高めるよう努力することは当然ですが、それだけでよいわけではありません。
子どもを育てる職業に就くためには、よりよい保育・教育をめざす情熱・意欲・向上心、仲間とのコミュニケーション力・協調性、仲間をおもいやる心、ことを成し遂げるために必要な根気強さや対処能力などが不可欠です。これらの力は、活動に取り組む過程で育っていきます。
本学では、これらの力を育成する重要な活動として「ミュージカル」を取り上げ、毎年取り組んできています。
写真は、11月30日、2年生が今年演じたミュージカルの取り組みを振り返り、来年の7月公開予定のミュージカルをどのように進めるか、話し合っている様子です。取り組んだことで、自分たちが大いに成長するとともに、観に来た子どもたちに伝えたいことが伝わり、「よかった」と喜んでもらえるミュージカルをめざし、スタートしました。
なすことによって学ぶ
7月3日、初等教育学専攻学生1~3年生によるミュージカル公開を終え、7月5日、学生たちによる反省会を行いました。
冒頭に、参観の皆様からお寄せいただいた「楽しかった」・「クオリティが高かった」・「高子どもが楽しめた」・「子どもが演じる人と一体となっていた」などの感想が紹介されました。その後、次年度のミュージカルに生かすよう、係ごとの反省(良かった点・改善点を明らかにする)が行われました。
本学初等教育学専攻の学生にとって、ミュージカルの取り組みは、一人一人が成長・飛躍する貴重な機会ととらえています。7月5日の反省会だけでなく、今後の生活・生き方に生きるよう、学年ごとの話し合いの時間を設け、努力点を明らかにしていきます。
写真は、①7月3日、ミュージカル公開を控え、「心一つに取り組もう」と円陣を組んでいる様子と②7月5日、反省会を行っている様子を撮ったものです。
精一杯取り組んだミュージカル!
連日続いていた猛暑も、台風の影響で和らいだ中、80名の来場者を迎え、本学初等教育学専攻1年生から3年生によるミュージカルを予定通り、7月3日、上演しました。幕間の1年生の発表も含めれば、1時間を超える時間でしたが、時間の長さを感じさせず、お子さんに最後まで楽しんでいただきました。7月5日には、今後の大学生活に生かすための反省会を行います。
写真は、①一番上が2年生による「ブレーメンのおんがくたい」の上演の様子・・・相手を思いやることの大切さが伝わってきました。 ②真ん中は、1年生による手遊びの様子・・・1年生のリードで、来場のお子さんも楽しみました。一番下が3年生による「おもちゃおうこくのほしまつり」の上演の様子・・・仲よくすることの大切さが伝わってきました。
学生によるミュージカルが間近になってきました!
今年の梅雨明けはなんと6月27日に開け、暑い夏がやってきました。暑い(あつい)と言えば、
学生のミュージカルにかける思いも熱く(あつく)、学生の熱気が伝わってきます。
今回で、ミュージカルの公開は18回目を数え、岐女大初等教育学専攻の学生にとって、恒例の行事となっています。
今年の演目は、2年生「ブレーメンの おんがくたい」
3年生「おもちゃおうこくの ほしまつり」
1年生は幕間に手遊びやレクレーションを行います。
※申込者数が定員に達したため、申込受付は終了しています。
〈申し込みをされた来場者様へ〉上演会場が新4号館5階へ変更となりました。
当日は駐車場係が会場へ案内致します。
このミュージカル上演活動は、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭を目指す学生が、子どもたちによりよい生き方・他者との関わり方を、劇を通して間接的に教育する実践の場として位置付けています。
劇団四季研修
私は裏方リーダーという立場でこの研修に参加しました。
去年も同じ劇団四季のライオンキングを見ましたが、去年は美術を中心に見て、今回は照明や音響を中心に見ました。見る場所が違うと、感じ方も違っていて同じものでも新たな面白さがあることに気が付きました。BGMが必要なシーンや照明の大切さにまた気づき、裏方のプラスになるものだと感じました。
今日見たミュージカルを今の自分たちの考えている脚本にどう活かしていくのか、どういった演出をしたら観客の心に残りやすいのかを自分なりに考えながら見ていて、
自分たちが満足するだけのミュージカルではなく、お客さんを感動させることの大切さがわかりました。
私は今回全員で本物を見ることによって、ミュージカルへの意識も高くなり、学びにもなって自分たちのミュージカルがより良いものになると思いました。
これからどんどんいい方向に脚本が変わることが楽しみです。
初等教育学専攻3年 阿部佳織