デジタルアーカイブ専攻

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図書館活動演習③装備と展示

「図書館活動演習」を大学附属図書館で行い、授業で学んだ知識の再確認と技術の定着を目指しています。
今年度前期の最後の活動報告「装備と展示」を行いました。

装備

装備では、新しく図書館で受け入れた雑誌や図書を書架に出せるよう、カバーを固定し、持ち出し防止の措置をし、蔵書印を押し、背ラベルを貼ります。
上級生は昨年度も同じ作業をしていますが、下級生は初めての作業で自信がなさそうでした。
図書館員の方にデモンストレーションをしてもらい、作業のコツを教えてもらって作業に取り掛かりました。

役割分担をして、グループみんなで雑誌や図書を棚に並べられるよう装備していました。
それぞれの役割を一人の人がすべて行えるよう、グループ内で自主的に役割を変わりながら作業をしていました。

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参加した学生からは
・多くの利用者が長く大切に図書を利用していけるよう、丁寧な作業を心掛けることができました。
・図書館の本は購入したものをすぐに棚に並べるのではなく、きちんと管理しみんなで利用できるようにいろいろな作業があることを知りました。
・自分が普段手に取らないような資料も作業の中で目にし、いろいろな資料が図書館にあることに興味を持ちました。
の感想がありました。

図書館ではみんなで資料を使えるよう、装備してから棚に並べているということを知り、具体的な方法やコツについて学べたのではないかと思います。

展示

図書を並べ、POPをつけ、展示案内のちらしを配布できるように用意します。
グループで1テーマ、1テーブルに飾り付ける予定です。
テーマの決定→展示本の決定→POPの作成→ちらしの作成→展示という一連の流れを数回にわたって行います。

POP作成では切り紙をしたり、文字のレタリングをしたり、その本の魅力が伝わるような工夫をしていました。
一人ずつPOPを作成しますが、グループ内で雰囲気を統一していたり、わきあいあいと楽しそうに作っていました。

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参加した学生からは
・POP作りは初めてで、自分が伝えたい本の魅力を小さいPOPに収めるのは難しかったのですが、楽しく作ることができました。
・展示をするときにはPOPが本を借りるときの邪魔になったり、展示本が見えなくならないように気を付けました。
・他の学生の展示を見ると、折り紙で花を折ったり、画用紙に絵を描いたり、布をしいたり、リボンをつけてみたりいろいろな装飾がありました。グループごとに特徴があり、それぞれに違った良さがあり、展示ではさまざまな工夫ができることを知りました。
・POPを見ると「読みたい!」と思えるようなものばかりで、POPの効果について実感しました。私も読んでみようと思います!
の感想がありました。

書架にあるだけでは手に取られる機会が少ない図書でも、テーマ展示をすることによって図書館に来た人にこんな本もあるんだ!と気づかせることができるということ、読みたいと思ってもらえるような展示のテーマやPOPについて考えることができたのではないかと思います。


8月1日のオープンキャンパスは、実は
○ミニイベント・・・オリジナル和装本を作ろう
○体験授業・・・illustratorでオリジナルブックカバーを作ろう
○午後の事前講習会・・・図書館司書に必要な知識を学ぶ
と、本一色な一日となっています。

ぜひご参加ください。!