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博物館見学実習2020

例年、博物館学芸員資格取得を目指す学生たちは、東京方面に博物館見学実習に行っています。
しかし、今年は、新型コロナウィルスの影響により、東京方面の博物館ではなく、地元岐阜県の博物館の見学実習を行うことにしました。

そして、今回訪れたのは・・・岐阜県大垣市 です。

☆ 奥の細道むすびの地記念館
 まずはじめに、松尾芭蕉が "蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ" と詠み、有名な『奥の細道』の旅を終えたむすびの地に建つ「奥の細道むすびの地記念館」に行きました。
 学芸員の上嶋さんと一緒に展示室を見学しながら、展示内容の説明をはじめ、学芸員が展示を手掛けるときの苦労話や展示資料の配置、ジオラマ等の作成方法など、学芸員ならではの話をたくさんうかがうことができました。
 とくに、『奥の細道』の旅のはじまりからおわりというストーリーに沿った展示への思いをお聞きした後は、展示の見方自体が変わり、みんな、じっくり見学していました。

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『奥の細道』の章段ごとの展示を見学しています。

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『奥の細道』の旅の行程の説明を聞いています。

☆ 守屋多々志美術館
 次に、日本画家である守屋多々志の美術館に行きました。守屋画伯は、大垣市の栄誉市民でもあります。
 美術館内の研修室で、学芸員の方から、守屋画伯の生涯について詳しく説明をしていただいた後、展示室を見学しました。展示室は、1階と2階に分かれていますが、1階展示室を学芸員の方、2階展示室は館長さん、と、それぞれの専門的な視点での話をうかがうことができました。
 最後に、美術館が力を入れている教育活動として、クイズに挑戦しました。クイズは対象年齢の設定も重要であり、複数のクイズが用意されていました。単純にクイズも楽しみましたが、博物館の来館者サービスについて、来館者として、学芸員として、の両面から考える機会となりました。

コロナウィルスの感染対策に配慮いただきつつ、見学実習にご支援いただいた博物館の職員のみなさま、ありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。