子ども発達専修

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学士論文発表会について考える その1

 令和4年度文部科学省大学振興会資料に次のようなデータがありました。
 教員にとって、卒業論文を書かせる意義として、「4年間の学びの最終成果物とするため」ととらえていますが、学生にとって、卒業論文に取り組む理由は、「必修や必須だから」が57.6%、「大学を卒業したという通過儀礼として」が54.6%と、「学士課程教育の最終成果物」という認識があまりないと言えるようです。
 そこで、本学の学生は、学士論文(卒業論文)をどうとらえているか、聞いてみました。
Aさん...今までの大学での学びをさらに深めることができた卒業論文を書けたことに喜びを感じると同時に、これから小学校で実践したいという思いです。この研究をここで終わらせず、今後実践を行う中でさらに追究していきたいです。
Bさん...1年間を通して納得のいく卒業論文が書けたことに喜びを感じています。卒業研究や授業実践で得られた成果を、春からの小学校の現場で生かしていきたいです。
 Aさん・Bさんの二人からは、3年生からの2年間の取り組みに満足感をもつとともに、4月からの教員生活で研究を通して明らかになったことを検証したい、さらに深めたいという前向きな姿勢が感じ取れました。