子ども発達専修

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小学校実習を終えて

二週間の小学校教育実習では、先生方の様子や子どもとの関わり、子ども同士の関わりなど様々な場面から学ぶことがありました。

一つ目は子どもの実態を把握しそれに合わせた授業を行うことで、子どもたちは初めて学べるということです。研究授業でグループで話し合いをする活動を取り入れた授業をさせていただきました。3年2組では話し合いを経験したことがないため授業の前に机の位置をグループになるように替えたり、話し合いの前に話し方を提示したりといった事前の支援が必要であるという助言を先生がしてくださいました。このことから子どもたちができることは何かを知りそこから授業の目標が達成できるように準備することが大切であることが分かりました。

二つ目は教師の声かけは重みがあることです。児童と関わる中で指摘をする声かけや認める声かけをする時がたくさんありました。多くの子どもがその声かけに対して反応をしてくれたので子どもはとても素直だなと感じました。このことから子どもの行動が変わるぐらい教師の声かけには責任があることを感じ、何気ない子どもとの会話の中でも言葉を選んで話す必要があると感じました。

そして子どもが大人の声かけを聞いて自信をもったり、成長しようとしたりする心の基礎は幼児期に形成されると思っています。私は将来幼児教育に携わりたいと考えています。小学校では子どもが先生や仲間に認められながら、学力や仲間と関わる力をどんどん伸ばすことができるように、幼稚園や保育所で受容的な関わりを大切にし、素直な心を育んで小学校に送り出せるような保育者になりたいと感じました。小学校で実習をさせていただいたことで幼児教育と小学校との接続の考えを深めることができました。またコロナ禍で分散登校であると言う異常事態にも関わらず、教育実習を引き受けていただけたことに深く感謝しています。

子ども発達専修3年 近藤菜々乃(各務原西高校出身)