子ども発達専修

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模擬保育で学べた3つのこと

3年生が幼稚園実習に出向いている6月。2年生はこれまで、子どもたちがどのように人間関係を作っていくのかを学んできました。今回はそのうちの、ごっこ遊びに焦点を当て、遊びの一部分を模擬保育活動として取り上げ実践を行いました。

1.準備の大変さと楽しくできた達成感

「子どもたちが安全に楽しむことができる」ということを念頭において教材づくりを行いました。たった30~60分程度の活動のために、その倍以上の時間を準備をしていることに気付いたときには、保育士の先生方の努力はすごいなと思いました。その丁寧な準備があるからこそ、子どもたちがさらに楽しんで喜んでくれるようになることが分かりました。先生は「楽しもう」と思って楽しむのではなく、その楽しんでいる子どもたちと一緒になって活動するから、自然と心から楽しむことができると考えました。

4歳児:お寿司のお皿作りをしよう!
学校教育専修2年 三浦彩華(静岡市立清水桜が丘高校出身)

2.子どもたちの行動の裏側にある気持ち

活動時に「子どもたちのこんな姿があるかもしれない」を想定し、今回私は「うまくいかないことに泣き出してしまう子」として参加した。泣きだしたとき、言葉が出ない状況が分かり、先生にどうしてほしいのか心理的な面で知ることができた。子どもたちひとつひとつの行動の裏側の心を読み取りながら関わっていける先生になりたい。

3歳児:ふわふわサンドイッチを作ろう!
書道コース2年 仁木麻祐子(熊本市立必由館高校出身)

3.子どもたちがやってみたい!と思える工夫

手作りのお金をやりとりしてごっこ遊びをしている実態を想定し、穴に紐を通して楽しむお財布作りを考えました。そこで「お財布があったらもっと楽しくなる!作ってみたい!」と思えるように、お金を持ちきれず、落としてしまう実演をしました。「う~ん、みんなも困ったことない?なにがあったら便利かな~?」と問いかけ、活動に入ることができました。反省時には、子ども役の学生から、意欲がもてる良い導入だったと意見をもらうことができました。

3歳児:おさいふを作ろう
子ども発達専修2年 日比野真衣(岐阜県立大垣南高校出身)

「先生の近くに行って見たい子」として参加した際、先生役のNさんが「じゃあ先生から3歩下がってね!いち、に、さんっ♪」と明るく指示をしていて、その声掛けを聞いたときに、楽しい気持ちで自然と下がることができました。他にも先生役のKさんは、私が作ったサンドイッチを褒めてくれて、20歳の私でも嬉しかったです(笑)
実践では、5歳児の実態を考えながらグループで協力して頑張ったつもりでした。しかし、思うようにいかなかった点も多く、他のグループの楽しそうな活動の様子を見て、悔しく感じたのが本音です。もっと、いい保育活動がしたかったです。でも、今回の実践があったから、まだまだ私は成長できる!頑張らなきゃ!と思うことができました。

5歳児:お寿司屋さんごっこ
学校教育専修2年 屋比久真央(沖縄県立豊見城高校出身)

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