子ども発達専修

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特別支援学校 体験実習

先日、県内の特別支援学校で体験実習を行いました。コロナ禍で大変な時期ですが、快く受け入れてくださり、充実した貴重な機会となりました。
私は重複クラスを体験させていただきました。生徒たちの表情や決まったポーズなどで自分の気持ちを表現する姿に感動し、生徒の表情やポーズ、行動から背景や特性を汲み取りながら接している先生方の凄さを目の当たりにしました。
特別支援学校では、生徒・児童の行動から背景や特性を汲み取りながら理解を深め、個別のニーズに合わせながら、個別のペースで学習を進めていました。「できることは自信を持って、できないことは少しでもできるようになって欲しい」という願いをもとに、できる内容、できる方法を考えながら「先生と一緒にできる」こと、「一人でできる」ことを増やしていきます。挑戦し、できたときは褒めながら共に喜び合う生徒と先生の関係は、とても温かく、素敵なものでした。
今回の体験実習を通して、学習内容は違ったとしても「できることは自信を持って、できないことは少しでもできるようになって欲しい」という願いはどこの学校でも共通する願いだと感じました。個性や特性を理解し、どうしたら「できる」「わかる」ようになるのかを考え、共に挑戦し感情を共有することが教師の仕事であり、学校教育の本質なのかもしれないと考える機会になりました。

学校教育専修2年 福西紀佳(静岡県立焼津中央高等学校出身)

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実習の心構えや学校説明についての講話から学ぶ〉

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生徒に寄り添い温かく接する教師の姿から学ぶ〉