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子どもたちとしめ縄づくり
1か月を経過した小麦の観察会としめ縄づくりを行いました。
観察会では小麦の成長に気づくとともに、畑に来て小麦をたべている動物の足跡や小麦の芽が千切れているところを注意深く発見する子どもの姿がありました。実際に自分たちが育てている物が動物に食べられた様子を見て、食物を育てることの大変さや動物も食べて、生きて命を繋いでいることを子どもたちも実感する貴重な機会となったのではないかと思いました。
しめ縄づくりでは私たちが育てた稲の藁を使うことを子ども達に伝え、しめ縄には家族の健康と豊作祈願の大きく2つの意味が込められていること、しめ飾りにはそれぞれ意味が込められていることを伝えた上でしめ縄づくりを行いました。ただしめ縄を作る作業にするのではなく日本の伝統行事を理解し、神様が来てくれるよう気持ちを込めてしめ縄を作る活動になったのではないかと思います。最後にはそれぞれ思い思いのしめ縄を完成させ、「家に帰ったら飾ろうね!」と話すわくわくした表情を見てとても嬉しくなりました。
農業研究会 初等教育学専攻2年 近藤菜々乃(各務原西高校出身)
〈鹿の足跡ってどれ!?小麦の観察〉
〈力の入れ方がポイント!縄の結び方〉
〈折り紙で飾りを作ろう〉
活動の最後には、毎回1時間近い反省会の場を設けます。進めていく中で、子どもたちをまとめる難しさや子どもたちに伝わる話し方の力不足を実感しました。各々の学生が自己の課題を明確にし、次回の子どもとの活動では改善していきたいです。また、今年作った新米を、今日初めて食べました。去年は粒が小さかったけれど今年は大きく育ってくれたね、と語り合いました。心が温かくなり、仲間と過ごした1年を振り返り涙を流す学生も。感謝の気持ちを込めて食べました。
〈種から育てた私たちの新米〉