学校教育専修

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一粒一粒を大切にし、無駄にしない。~稲刈り~

今年はコロナウイルスにより自粛期間があったため、例年よりも食のありがたみを感じることが幾度とありました。様々なことを制限して生活してきましたが、食べることに対しては私たちはやめることができませんでした。だからこそ、私は食の大切さをより感じ、生きるためには食を欠すことなどできないため、私たちは苦労をして育てるという機会を与えていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

私は稲が大きく育つことできたこともすごく嬉しいです。それ以上に、私は農業研究会のメンバーが育ったことが嬉しく感じました。仲間と共に苦労をし汗を流す姿、作業後に一緒に食のありがたみを感じ昨年度のお米を大切そうに、味わって食べる姿。代掻きの時には見ることのできなかった笑顔に包まれていたことがすごく嬉しく感じました。

農業研究会会長 2年 清水美早

今まで、農業研究会で毎日世話をしてきた稲は、みんなの手により、たった30分ほどできれいに刈り取られました。

収穫の日、大学から、私たちの田んぼに向かう途中、ほかの農家さんの田んぼの稲がきれいに風になびいてゆれていました。稲の高さは、本当に自然が作り出しているのか?と不思議に思ってしまうほど揃い、私たちの田んぼとは比べ物にならないくらい広範囲に広がる稲たちの光景は本当に見事です。ですが、よく見てみると、稲の成長の邪魔をする「ヒエ」や「ウンカ」の被害で稲が枯れてしまっている部分がありました。私たちの稲はというと、高さに少しばらつきがあるものの、雑草はほとんど生えておらず、病気にかかることもなく、元気に成長してくれていました。

稲が、毎日自分を見に来る私たちの期待に応えようとしてくれたのかなと思うと、「よくぞ、ここまで!」と声をかけたくなりました。私は、機械を使ったほうが断然うまくお米を育てられるだろうと思っていましたが、そうではなかったようです。手作業で農業をすると、自然の恵みの大切さがわかるだけでなく、農作物も元気に育ってくれるということがわかりました。

まだ精米をしていないので、おいしいお米に育ったか分かりませんが、お米の成長が見ることができただけでも、胸がいっぱいになりました。しかし、最後にみんなで一言ずつ感想を述べていったとき、みんなの一番の目的は、精米したお米をおなかいっぱい食べることだと分かりました。

来年のお米づくりも頑張りたいです。

健康栄養学科1年 在原まりあ

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