学校教育専修

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農業研究会 播種

~学校近隣で、イネの種もみを蒔きました~
5月2日、ゴールデンウィーク初日のこの日、イネの種蒔きをしました。この日は、旧歴では「八十八夜」という日です。立春から数えて88日目に当たる日で、昔からこのころにイネの種をまくと、秋にはちょうどよく収穫できる、として八と十と八、つまり「米」の文字からも米の最初の日である、と言い伝えられ、言葉を知りながら種蒔きをしたのであります。

コロナウイルスは、空気中に生きて、人々を恐れさせています。6月に人間はやれやれとなって指導開始となっても、1か月も遅れたのでは、苗もうまく育ちません。気候の規則正しい移り変わりを知っている植物は、手遅れの人間に反応してくれません。日本の気候の恵みを改めて意識して、2000年の種を絶やさなかった祖先のことにも及び、八十八夜の種蒔き作業は、逃せない「農研」の記録として書き込みました。

苗のように、育つ真っ盛りにある子どもたちへの教育も、肝心な時期を逃すことは許されません。植物を育てる作業をするから、教育も同じだと、強くしみて残ります。あとは、温度管理です。

家庭待機のみなさん、近くの田んぼの様子、どんなふうに進められているか、観察眼が、これからを考えていく根底になりますから。

~学生の声~

私は、水を含んだ種籾がこんなに黄色いことや、育苗箱だけでなくビニールハウスの隅々まで消毒をすること、育苗棚を乾燥や直射日光から守るためにビニールシートを被せて世話をすることなど、ほぼ全てが初めて知ることばかりでした。また、この日は、旧暦では「八十八夜」という、立春から88日目に当たる播種に最適な日であることを森教授から教えていただきました。

今回の播種の活動で、播種の適切な時期を逃してしまったら苗は育たないことを聞きました。これは子どもの育つ時期に適切な援助をすることと同じことだと感じました。だから今回の播種活動で適切な時期に活動を行うことは大切だと学びました。

世話を通して、もっと観察し、作物のことを学んでいきたいと思います。

初等教育学専攻2年 近藤菜々乃(岐阜県立各務原西高校出身)

~学生の声~

初等教育専攻 2年の清水美早です。

コロナの影響で、楽しみにしていたはずの大学生活が始まらず、、家庭学習が続いていると思います。

わたしは、この状況であっても、状況のせいにせず、成長し続ける人でありたいと思っています。1年生の皆さんは、今何をしていますか。家で、先生になるために何かしていることはありますか。

わたしが、1年生だった時の頃を少し思い出してみました。わたしは、入学式は楽しみな反面心配なこともたくさんありました。わたしは、寮生でなかったので、友達作れるかな、単位どれ取ればいいのか、大学生活ってどんな感じなんだろう、など多くの不安がありました。それは、みんな同じだと思います。

そういうとき、わたしは、農業研究会に入って、多くの先輩や同級生、先生方と繋がることができました。特に、農業研究会で親しくさせてもらった先輩たちは、いつもわたしの相談にのってくださいます。先輩はたわいもない話から、授業のことまでたくさん教えてくださりました。そんな先輩たちを見て、自分の時間を惜しんでまでも、誰かのために時間を使ってあげれる人ってすごいなーと感心しました。

1年生の皆さんみなさんが今悩みだったり、不安なことがあるのであれば、よいアドバイスが出せれないかも知れませんが、少しでも力になったり、聞いて共感したりすることはできると思います。今だけで無くこれから先きずっとです。農業に関することを一緒にやりながらだから、みんなで一緒に良い時間を作りたいなと思っています。

農業のことで言えば、みなさんは、学校や幼稚園、保育園の先生になる夢を叶えるために、この大学に入学したと思います。わたしも、小学校の先生になるためにこの大学に通っています。でも、私たちは、先生という教える、育てていく立場になるのに、子どもを育てた経験はありません。子どもは、わたしたちが思い描くようには上手くいかないし、話すことをすべて受け入れてくれるわけもありません。だからこそ、今、大学生のこの期間に、できることはなにかなと考えた時に、農業研究会で、作物を育てることだと思います。作物も同じです。天候に左右されたり、虫に食べられてしまったりと計画通りには進みません。そして、私たちが先生になった時に、教科書でなく、自分の経験で、食育の大切さや、命の尊さを語れる先生にならなければならないと考えます。

今は新型コロナウイルスの影響から、「新しい生活様式」を具体的に実践していく中で、農業の研究を各自で学んで発信していきませんか?

また、1年生のアドバイザーの森先生や鈴木先生も農業研究会に携わってくださっているため、先生方に声をかけてくださっても構いません。

コロナで学校にいけれなくても、言葉では繋がっていけます。ぜひ、ぜひ、みんなで一緒に学び合いをしましょう!!

初等教育学専攻2年 清水美早(愛知県出身)

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