学校教育専修

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対面できないからこそ、教科書では学べない、生の声で学ぶ

「初等教科教育法(国語)」では、サイボウズ(学内メール)を使って資料を読み込み、課題レポートを提出しています。

担当の森洋子教授がおっしゃっていましたが、面と向かって授業をしていなくても、課題としての言葉から私たちの思いは伝わります。私たちは日々教師になるために勉強しています。だからこそ、人に思いを伝えるという課題は、国語力を高めなくてはならない私たちには最適な課題だと思います。また、提出した課題には、森教授から10行にも及ぶ丁寧な評価コメントがもらえ、とても意欲がもてます。

「保育内容(人間関係)」では、先生が受講生の提出課題を端的にまとめてくださり、受講生の意見から授業が展開されています。私は将来教師として、子どもの意見をよく聞き、取り入れられる先生になりたいと思っています。大学の通常の授業では、「全員」の意見なんて絶対に聞くことはできません。今、様々な手段を用いた遠隔授業だからこそ、講義の中で他の受講生の意見が聞けることで、どんな保育が適切か理解することができ、自分の意見を深める参考になっています。

この授業は、4月10日からZOOMを使った遠隔授業が始まり、今日で第3回になりました。本時は、動画を視聴して、母子の信頼関係について考え、Googleフォームで回答を送り、先生がリアルタイムで受講生の意見を広げてくれる、という授業でした。

動画では、一升餅を背負うAちゃんが頑張っている様子を、母親や父親が願いを込めて愛情深く応援しているのが印象的でした。保育者が応援して見守っているから、子どもは色んなことに挑戦できるのだと考えました。

また、実際に実習を経験した先輩からエピソードを聞いて、「こんな場面ではどう子どもと関わるか?」という事例を考えました。まだ現場に行ったことがない私たちだからこそ、生の声が聞けることで、対面授業よりも人の意見を吸収できている実感があります。教科書では学べないことが学べています。

初等教育学専攻2年 清水美早(愛知県出身)

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