学校教育専修

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生きるための学び~代掻き~

私達が、これから親や教師として子ども達と接する中で、「食」について伝える場面はとても多いはずです。そんな時、「食べ物の命や大切さ」「農家さんが苦労して作っている事」など、誰にでも言える情報では子ども達の印象には残りません。印象的で且つ、生活や学習に活かせるようにするには、教える自分達が実際に身体を使い学修することで、子ども達に『生きた知識』を伝えられると考えました。その学修の1つとして、稲作活動を行なっています。

4月27日に、18人のメンバーで大学付近の水田にて、代掻きを行いました。
朝早くからの活動でしたが、全員で代掻きを行う理由を確認し、来て下さった先輩方から、アドバイスをいただきました。そのお陰で、「いつも触れる土」と「水を含んだ土」の感触の違いに驚き、「どうしてクモは水の上を歩けるのか」や「表面の泡みたいなものは何だろう」などの疑問を持つ事が出来ました。メンバー一人ひとりが、今日の活動を通して、自分なりの学びを発見出来たと思います。

今回代掻きを行なった効果として、今後の田植えがしやすく、稲の発育が良くなることだけではありません。それぞれが抱いた疑問や発見を共有したり調べたりする事により、学びがより一層深まります。そして、自分にしかない『知識』という武器を蓄えることが出来ます。

これから数多くの経験を積み、疑問を知識にする事が出来る活動を全員で創り上げて行きたいと思います。

農業研究会幹部 初等2年 芳村夏奈(長野県大町岳陽高等学校出身)

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