観光専修

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観光×SDGs ~持続可能な観光をまなぶ~

観光をまなぶ学生の基礎科目「観光学総論」(1年生対象)では、日本国内や諸外国の観光地で実際に起きた又は起きている様々な事象を学びます。

最近、「オーバーツーリズム」という言葉をよく耳にします。オーバーツーリズムとは、観光地で受け入れることができる人数以上の観光客が押し寄せることで、地元住民の日常生活が脅かされたり、その場所の自然環境が壊されてしまったりと、制御できない状態になることをいいます。日本では京都や鎌倉、国外ではスペインのバルセロナが挙げられ、問題となっています。

「観光学総論」では、過去どのような理由で「誰でも安心して安全な旅行ができるようになったか」を学んだ上で、SDGsの観点から観光の多様性(サスティナブル・ツーリズム)について考えます。授業内では、ガラパゴス諸島のエコ・ツアーやバリ島の海洋ゴミ問題を取り上げました。自然やそこで生息する動植物、地域の文化は固有の財産であり、大切な観光資源でもあります。観光の視点から、固有の資源をどう守っていくのか。今月末には、岐阜市の観光資源である長良川鵜飼を見学する予定です。

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2022年夏に訪れたうかいミュージアムのようす