観光専修

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ご当地グルメとB級グルメ ~観光地づくりと学習~

「観光地づくりと学習」の授業では、日本国内の観光まちづくりについて学んでいます。

6月は、岐阜県内の観光まちづくりとして世界遺産白川郷と各務原キムチについて学修しました。

みなさん、B級グルメやご当地グルメ、ご当地B級グルメ、郷土料理の違いは何でしょう。これらの言葉は、よく市町村の観光案内パンフレットや旅行ガイドブックで見かけますよね。

その土地の食材を使う、その土地固有の料理方法を用いるなど、その場所に行かなくては食べられないおいしいモノはいつの時代も私たち観光客にとって「魅力」になります。

でもB級グルメのBって...?観光やその土地・地域の食べ物なのか?授業の中では、旅行ガイドブックやB級グルメに特化した書籍をもとに「B級グルメ」について学生同士意見を出し合いました。

お好み焼きや焼きそば、ラーメンや天丼、親子丼...きちんとした定義はないものの、「B級グルメ」は気軽に安く、お腹いっぱいになる庶民食。高級食材を使った高級料理がAなら、安くてうまい料理はB!

それぞれの食べ物をイメージすると「なんだか全体的に茶色い」といった特徴もありそうです。「B級グルメ」は1980年代頃に生み出された言葉で、それも本学の教授であった故里見真三先生が火付け役といわれています。先生が著された書籍には、原寸大・食べ物を上から撮るアングルで紹介されています。今では上から撮る撮影方法は食の雑誌では当たり前となっていますよね。

「ご当地」として観光の起爆剤となり、地域の観光客集客に一役かっているのも事実です。観光地のおいしいモノを食べたりその場の食文化について学んだりする旅行を「フードツーリズム」といいます。