開設科目一覧(初等教育学専攻)

授業科目名 授業概要 通信
教育実践特講Ⅰ
~初等教育~
 学校教育は、人間形成の基盤を培うものであり、教師が担う役割は極めて重要であるという認識のもとに、初等教育段階における学習者の発達の過程を見通し学習指導計画を綿密に行い進める必要がある。初等教育の現状と課題や教師の活動の実際と問題点を追究し、児童が変化の時代を生き抜くために必要な様々な資質や能力を発達段階に応じて獲得し、向上していくように導く人間教育を効果的に進めるための理論の実践化と実践の理論化について考察し、自身の考えを創造する。 T
教育原理特講
~初等教育~
 戦後日本の教育改革のエポックに焦点をあて、教育理念、目的、内容、方法、制度に関わる基本資料・重要文献をとりあげる。原資料を読み解きながら、今日の教育問題の背景、文脈について理解を深め、新たな研究動向への関心を広げる。 T
教育心理学特講  教育心理学は,教育の諸問題を心理学的に研究し,心理学の知識や技術を教育に適用して,教育の科学化・効率化・教育効果の検証をはかろうとする学問である。教育心理学の研究領域や研究法を学び,教育心理学の基礎的事項(発達の基礎理論、知能、認知など学習に必要な能力の発達)と学習心理について理解する。また,授業の方法及び指導方法に生かす実践的活用法について追究する。 T・S
教育経営特講  教育のしくみとして「公教育」を、教育の歴史的な背景や流れとして「教育政策と学校教育」をそして、今日学校教育の運営の中で取り組まれている「マネジメント」を取り上げ、この3つの視点から学校における教育活動の運営や経営を探求していく。こうした学びをとおして、教育活動やその運営を動かしている「考え方」を見いだし、そこから、教育実践の意味、教育の方法の在り方を問い直すこととする。 T
学校経営特講
~初等教育~
 急激な社会変化に対応するため、学校教育には、従来の知識偏重型の学習から協働的な探究学習への移行が求められている。これに伴い、授業や学校組織の在り方にも変革が求められている。その変革を推進する鍵を握るのが、校長をはじめとする学校管理職のリーダーシップである。学校管理職は、求められる学力観や授業像を提示し、組織を新しい方向へ導く役割を担っている。本講義ではこのような認識のもと、「令和の日本型学校教育」実現のために求められる学校管理職の在り方、特に管理職の行動を支える資質・能力である知識と応用力のうち、応用力の中心に検討する。 T
教育課程特講
~初等教育~
 我が国のカリキュラムの歴史的な変遷を読み解き、現在のカリキュラムの特徴や課題を説明できるようにする。特にカリキュラム開発時の課題を国際セミナー報告より紐解くこと、木田宏教育資料よりカリキュラムや教科書制度の成立や問題点について考察していく。それらのことにより、これからのカリキュラムの在り方を考えていく。 T
教科教育法特講  これから先の変化の激しい社会を生き抜いていくために必要な資質・能力を子供が身につけることができるように、各教科に応用可能な教育の方法について、「インストラクショナルデザイン」の理論を基に学修をする。その理論を適応し、授業設計を行い、理論の実践化を図る。 T
教材開発特講
~初等教育~
 教育方法の多様化にともない、主体的な学習活動や共同学習での学習教材の構成、通信ネットワーク、遠隔共同学習でのマルチメディア教材利用とその教材内容の構成や流通、活用方法など教材開発の変化と今後の方向性について考察するとともに、新しいマルチメディア教材の具体例を実際に利用し、その活用について考察する。 T
教材開発研究
~初等教育~
 新しいデジタルアーカイブ機能を用いた、教材の開発を目的とした「情報源」として、実物、体験、印刷メディア、デジタルメディア、通信メディアの収集と、これらを用いた教師と学習者により選択利用ができるマルチメディア教材の開発と教育実践において適用した際の学習評価について理解する。 T
教育情報特講
~初等教育~
 教育に関する情報は、教育行政、教育経営、教科書、教材、学習者、学習指導法の資料から教育研究文献まで多様な資料で構成されている。これらの教育資料を整理し、利用し易い情報システムに構成するのが教育情報の大きな課題である。そこで、教育情報がどのような内容で構成されてきたか、検討する。 T
教育情報研究  本講座は、データの収集・整理・分析・可視化の基本的な手法から、教育データの具体的な活用例、さらにデータ倫理やプライバシーの重要性などを扱い、教育現場におけるデータサイエンスの基本的な知識とスキルを身につけ、実践的に活用できることを目指している。教員が日常の授業や学校運営において、データを効果的に活用し、より良い教育環境を構築するための基礎知識と実践力を養うことを目的としている。 T
カリキュラム開発特講
~初等教育~
 今日的教育の在り方に主軸を置き、カリキュラムの概念や歴史、社会に開かれた教育課程の考え方等について学修するとともに、教師としての資質向上に必要な学習課題を設定し、それらの課題をカリキュラム開発の視点から検討する。 T
教育方法研究  学習の個別化を実現するためのCAIシステムとCAI教材の考え方や作成法を学ぶとともに、実際にフレーム型CAIシステムを用いて、目標分析と系列化、発問や問いかけと子供たちの反応からの学習状況推定、回答毎に用意する処方指導の手だてを精緻化するといった、CAI教材の一連の作成プロセスを実施してみることをとおして、授業改善の視点を得る。 T
教育法規研究  教育基本法などの教育法規について、近代教育における教育法規の基本的な考え方、日本国憲法の教育の規定と基本的人権としての教育権、そして、スクール・コンプライアンスの観点から教育基本法などの教育関連法について考察する。特に、教育法規が求めている教育活動や指導の在り方を、学校の教育活動と教育課題(例えば、教員の在り方、いじめ、体罰など)から、教育権と学校の教育活動を教師の法的な責任と義務というアプローチで省察する。 T
教育方法特講Ⅰ・Ⅱ~初等教育~  初等教育における教育方法は、子どもの発達に応じた柔軟な実践力によって展開される。それは教師の臨床的で実践的な固有の特徴と深く関わる。この視点から、授業の設計、教材の開発、授業の方法、授業の技術、授業の評価・改善を教師の授業認知力をコアに、自分の授業から学び取ることについて研究し考察する。特に授業をよりよく改善するための授業分析の方法について追究する。 T
遠隔教育特講 教育DX(Digital Transformation)時代における"新たな学び"とは、教師がデジタル技術を活用し、学びの在り方やカリキュラムを革新させると同時に、教職員の業務や組織、プロセス、学校文化を革新し、時代に対応した教育を確立することである。ここでは、教育DX時代における遠隔教育という"新たな学び"の在り方について考える。 T
幼児教育学特講  教員は、教育実践の場において証拠に基づく説明を求められることが多くなってきています。本特講が専修免許を目指す大学院の授業であることを踏まえて、このような求めに耐えうる教員の資質の涵養を目指します。そのために、幼児(他者)の心の理解も証拠(事実とその解釈)に基づくことが必要であること、子供たちの様々な心身の障害が証拠に基づいて説明されなければならないことを学んで、自らの子ども対応に活かしていくことを目指します。 T
臨床心理学特講
~初等教育~
 臨床心理学は、心の機能と社会環境との相互作用から生じている問題を理解し、解決の仕方を考える学問である。ここでは、問題に対処するための諸技法について講義と実習を行い、カウンセリングの主要なアセスメント、心理検査、面接法、内面理解などについて検討する。また、自殺、不登校、摂食障害など病理の理解を図り、心のあり様の理解および諸問題への対応について考究する。 T・S
教育相談研究  教育相談に関する基礎知識として、各理論、心理テスト、その他アセスメント方法、カウンセリングの理論の技法などについて学習する。
 教育相談に関わる基礎知識・理論のほか、具体的な事例等をあげながら、教育相談の在り方や子どもの理解や関わり方などについて学修する。
T・S
教育実践課題研究Ⅰ・Ⅱ  本講義は教員として働き日々の実践を重ねる中で、今の自分にとって課題となることは何かを分析することから始まる。 その分析は自身の授業をビデオで記録して、全ての言動を文字化することで行う。過去の教育研究等で明らかになっている理論を背景に、自身の授業を分析したことで明らかとなった課題を解決する方法を考案し実践し、再度その評価を行う。 T・S
※ <通信開設科目> T・・・テキスト履修科目 T・S・・・テキスト・スクーリング履修科目
※授業概要については変更がある場合があります。                     

修士論文タイトル(抜粋)
● デジタルアーカイブを用いた教科横断的なカリキュラム・マネジメントの基礎としての学びの方法
● 知的創造サイクルを用いた授業分析用の資料の作成と実践(1)~発問と発言、確認、繰り返し学習の必要性~
● 単元レベルの授業分析に関する研究~小学校算数「水のかさ」の単元を事例に~
● 小学校4年生わり算におけるくり返し学習の効果と支援
● メタバースを活用した遠隔協働学習の一試行