飯地五毛座歌舞伎 東濃地方 恵那市東濃地方
連絡先 | 山内昭吾 方 | TEL | 0573-22-3208 |
---|---|---|---|
住所 | 上映時間 | 隔年4月 |
アクセス方法
《 五毛座 》 中央道恵那I.C.より車で約30分
解説
(1)由緒・系譜・保存会の結成
昭和47年の岐阜県教育委員会の調査では、杉之沢・南・西山・沢尻・五明・福原尾に農村舞台があったと報告されているように、江戸時代よりそれぞれの地域で、奉納芝居が盛んに上演されていた。
西山の舞台は大正8年に改築され、また、嘉永年間に建築された沢尻の舞台は昭和12年に改修されたというから、昭和中期までは各地域で盛んであったのであろう。
その後、昭和27年に飯地の中心部に舞台と両花道の付いた「公民館」が建築され、地芝居の上演の他、保育園、結婚式場としても広く活用されていた。
飯地歌舞伎保存会は昭和30年頃に結成されて、毎年4月の太田神社の祭典の余興として毎年公演されてきたが、現在は隔年の公演となっている。
昭和59年に新しい公民館が建設されたのを機に、旧公民館は「五毛座」と改名され、平成15年には大改修がおこなわれ、保存会も「飯地五毛座歌舞伎保存会」と改名された。
(2)芸の特色
平成20年4月に24回の定期公演を開催した。
保存会結成当時から50年近く、振付は故松本団升師でその後を団女師が受け継いでいる。地芝居でよく上演される「時代物」の他、中央では上演されなくなった珍しい芸題を数多く上演している。
(3)稽古場・上演場の設定・設置
稽古場・公演場所ともに「五毛座」。
定期公演は資金調達の関係から隔年の4月。
その他「恵那市伝統芸能大会」などに参加。
(4)伝承者の言葉
飯地小学校に歌舞伎クラブも発足し、歌舞伎を通じて、心の触れ合う温かい人間関係を育みながら、ふるさとに自信と誇りを少しでも持ってくれればと願っている。
稽古風景 | 飯地五毛座 |