家政学部

21世紀に入り、時代の量から質への変革が加速的に進むなか、人間の個性が重要視されるとともに、健康・安全、快適・清潔志向がますます高まり、生活環境やライフスタイルが著しく変化してきています。このようななかで、家政学部では、新たな総合科学の立場から、人間生活の質の向上、子どもから高齢者までの人間の生命の質の向上、人類の福祉に貢献をすべく取り組みが必要です。このような社会の変化や要請に対応して、常に新しい教育内容を考えて教育を行っています。

社会に役立つ専門的知識と技術を学び、適切な表現能力と多様な創造力の養成に努めています。きめ細かな感性と豊かな創造性、総合的判断力をもち地域社会にも貢献できる「専門教育」と資格・免許取得のための教育を、学科・専攻ごとにその特質を活かして実施しています。

家政学部 健康栄養学科
生活科学科 生活科学専攻
住居学専攻 建築スペースデザインコース
インテリア・プロダクトデザインコース

3つのポリシー

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
家政学部は、建学の精神に基づき、広く豊かな教養と家政学に関する高い専門知識や技術を育み、課題の見出しと解決に取組み地域社会で主体的に活動できる人間力を育成するため、以下の3つを教育目標とする。この目標を踏まえて編成した本学部の教育課程を修め、必要な卒業要件を満たした者を学位授与の適格者とする。
 1 「女子ならでは」の深い教養を学修し、地域社会で主体的に活動できる力を身につける。
 2 家政学の専門知識と専門技術を修得し、地域社会で有用な資格が取れる力を身につける。
 3 地域社会の幅広い分野で活躍できるように、自律性と協調性、倫理観、コミュニケーション能力などに
   ついて、豊かな人間力を身につける。。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
家政学部は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を達成するため、教養教育科目、学部共通科目、専門科目、関連する選択科目や実践的教育を体系的に編成して開講する。
 1 教育課程の編成 
  (1) 教養教育では、全学共通で自己確立(自己探求、自己表現、自己創造)をめざす基盤教育に注力し、
    地域社会のグローバル化に応じた情報学、外国語学と教養選択科目を配置する。
  (2) 専門教育では、学修の基礎となる共通科目と高度な専門科目を体系的に配置し、国家資格等の取得を
    めざした教育課程を編成する。。 
  (3) 実践的能力を重視して、課題の見出しと解決に取組むため、講義に関する演習・実習科目を多く配置する。
  (4) 論理的な思考力と行動力を身につけるため、卒論研究と卒業論文の作成を必修とする。
 2 教育内容・方法
  (1)家政学部では、健康栄養学、生活科学、住居学の基礎と専門について、家政学的視点から実践的に
    教育する。
  (2) 各学修分野について、カリキュラムマップ、専門・基礎テキスト、資格取得ガイドブック等の教材や
    資料、授業と家庭学修の指針となるシラバスを提供し、学生の主体的な学修を支援する。
  (3) 実践科目では、就業力を育成するため、学生参加型授業、グループ学習、課題解決型学習(PBL)等
    を実施し、課題の発見・解決に向けた主体的・対話的での深い学びを支援する。。
  (4) 各学年にアドバイザー教員を配置し、学生の学修・生活等についてきめ細かな相談や助言を行う。
 3 学修成果の評価
  (1) 学生の学修成果は、レポート、テスト、実技、行動力、出席率などで評価し、単位認定の適否を判断
    する。
  (2) 2年終了時には、進級に必要な科目の単位修得と卒業研究等の履修に必要な基礎学力の修得ができて
    いるかを評価し、進級の適否を判断する。。
  (3) 卒業研究と全体的な学修について評価し、卒業の適否を判断する。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
家政学部は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)を理解して、それを学ぶに足る基礎的学力を有し、学修に意欲があり、課題の見出しと解決に取組み卒業後に地域社会での活動をめざしている人の入学を期待する。

健康栄養学科

食品、教育、福祉、医療、スポーツ、健康、食ビジネスなど、様々な分野での活躍がますます期待されている「栄養」の専門家。管理栄養士プラスαの資格取得で、より専門性の高いエキスパートを育てます。

生活科学科

生活科学専攻

私たちの暮らしに欠かせない「衣・食・住」に関するあらゆる知識や技術の実習を中心としたカリキュラムで、幅広い視点から楽しく深く学びます。中学校や高等学校の家庭科教員をはじめ、小学校教員などの免許も取得できます。

住居学専攻

暮らす人の目線に立ち、建物や空間の快適性を追求する「住居学」。設計を中心とした建築学とインテリアデザインに関する知識を総合的に学びます。一・二級建築士、インテリアコーディネーター、宅地建物取引士をめざします。

学べるコースは? 建築スペースデザインコース / インテリア・プロダクトデザインコース