わら葺き屋根の休憩所
捨てコンクリート打ち
10月25日、根伐(ねぎり)は重機で掘ってもらい、この日は全員で砕石を敷き、"タコ"を使ってしっかりと突き固めました。その後、コンクリートを練り、厚さ40mmになるように、水平に流し込みます。平らにしたこの面に、墨壺を使って建物壁芯、布基礎巾を表示します。 | |
"タコ"で突き固めています。 | |
砕石敷き、完了! | |
手作業でセメントに水と砕石を混ぜてコンクリートを練り、バケツで運びました。 |
建物位置確認
10月18日、遣方に従って建物芯を張り、建物の位置確認をした後、地表面に布基礎の巾を赤いペンキで印をつけていきます。 | |
下げ振り(上記写真)を使って芯を直下に移します。 |
水盛り遣方
9月27日、建設の第一歩です。建設予定地に高さの基準となる水貫(みずぬき)を打ち付けます。レベルを使い、杭の一本づつに印をつけ、印にそって水貫を打ち付けます。 | |
水盛り遣方、完了!! |
作業準備
7月16日(日・祝) この日は先日の作業で残ったBタイプの作業台と土台の仕口加工を始めました。 | ||
墨に従って切断します。角材(100角)を墨通りに切断するのは大変難しく、少し斜めになりました。 | 墨通りに切断出来るように上からも覗いて切っていきます。 | 土台の仕口加工です。のこぎりを使って慎重に切っていきます。 |
直行する土台の加工は"のみ"を使って台形の穴を掘っていきます。 | この日から"ボゾ穴"は"電動角のみ"を使っての加工です。手で掘るのと違って、正確で早くきれいに掘ることが出来ました。 | 完成した作業台。奥に立作業用Aタイプ、手前に腰掛作業用Bタイプ。 |
墨付けは大工の土屋さんにお願いしています。 | 土屋さんに作成中の1/10模型を見て頂き、隅木のつくり方の指導を受けました。 |
「わら葺き屋根の休憩所」スタートします。
「わら葺き屋根の休憩所」いよいよスタートしました。 7月7日(土) 6月に棟梁の那須さんにお願いしておいた土台、柱、梁などの材料が木取り(きどり)を終え、大学に届きました。この材料は、一昨年大学の所有林から出た間伐材(杉、桧)で、1年余り自然乾燥させたものです。まず手始めに、これからの作業に使う2種類の作業台を作りました。 |
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立ち作業で使う少し高めのAタイプと腰掛けて使う低めのBタイプです。これらの作業台は通称"ウマ"と呼ばれているもので、各々2組づつ計8台を作ります。実物を参考に作るのですが、特にAタイプのものは斜めの4本脚ですので、加工がむづかしく1日かかって2台完成させるのが精一杯でした。 | ||
2人一組で材料運び。桧の"いい香り"がしました。 | 棟梁から"電動カンナ"の使い方や注意点の説明を受けました。 | 電動カンナを使ってAタイプのウマの脚づくりです。 |
仕口の部分は"のみ"を使って斜めに加工します。 | Aタイプは4本脚を取り付けてた後に、長さを揃えて切断します。 | Bタイプのウマのかんな掛けです。この時は凄い音がします。 |
次に"カネ尺"を使っての墨付けです。正確に! | Bタイプは"ホゾ"主体で組みます。のみを使ってホゾ穴を掘ります。 | かんな掛けをした後は、この通り、床一面にカンナクズが飛び散ります。 |