教員情報
学部・学科 | 家政学部 健康栄養学科(Faculty of Home Economics Department of Health and Nutrition) |
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職種 | 講師 【準学士】 |
氏名(カナ) | カタギリ サチコ |
氏名(漢字) | 片桐 幸子 |
研究分野(field of study)
地域保健活動
公衆栄養活動
研究テーマ(Research theme)
1.女子大学生における踵骨骨内伝播速度値と生活習慣との関連性
近年、若い女性に朝食欠食、エネルギーや各種栄養素の摂取量が少ない、適切な食品選択や食事の準備のために必要な知識や技術の不足などの問題が見られます。また、カルシウムは従来から不足気味であり、骨粗しょう症の予防とも併せて注意を払う必要があります。
そこで、女子学生を対象に骨密度を測定し、さらに食生活及び生活状況、体格についての実態を把握し、それらとの関連性についての検討、及び若い女性の食生活指導のあり方についても検討考察しています。
2.地域における自主健康グループ活動参加者の健康観や食生活に関する意識調査
地域では、子育て支援の親子サークル活動、介護やロコモティブシンドロームの予防のための筋トレサポーターによる筋トレ体操の普及活動、認知症や閉じこもり予防のためのふれあいサロンの開設、食生活改善のための料理教室など、住民主体の健康づくり活動が近年盛んに実施されています。
そこで、これらの地域活動に参加して住民とのコミュニケーションを図りながら、活動の実施状況、参加者の健康観及び食生活に関する意識調査などを実施することで現状を把握し、そこから見えてくる課題などに対して、より効果のある情報提供のあり方や活動内容などについての考察を行っています。
研究実績一覧(Research Publications)
論文・資料作品等(Papers Material works)
表題 | 単・ 共著 | 刊行 | 概要(共著者名) | 関連授業科目 |
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食事調査からみた女子大生の食生活の実態と考察 An Investigation into What Gifu Women's University Students Eat |
共著 Co-author |
長寿健康栄養学センター報告書第1号研究レポート平成29年,p23-29 | 本学女子大生を対象に、食事調査及び食生活に関する意識調査を行い、食生活の実態について検討し、今後の課題などを報告した。(共著者:西村梢) A survey of Gifu Women's University students on dietary life was carried out. Based on these results, the issues in the future on diet for long healthy life were found. |
公衆栄養学,ライフステージ栄養学 Public Health & Nutrition,Life Stages & Nutrition Science |
乳幼児の食やおやつに関する保護者への意識調査及び手作りおやつの提案と実践 A Survey of how Parents feel about their Children's Diet ー Focusing on Homeーmade Snacks - |
単著 Single-author |
長寿健康栄養学センター報告書第1号研究レポート平成29年,p17-22 | 乳幼児を持つ保護者に、手作りおやつや食事についての意識調査を行い、食の問題点を探ぐるとともに、地域の親子教室に参加する保護者を対象に「手づくりおやつ教室」を開催した。 A survey of parent's opinions on their children's diet, focusing on home-made snacks, was carried out with the purpose of considering their diet. Meanwhile cooking classes were held to introduce some home-made snacks to parents. |
公衆栄養活動論,ライフステージ栄養学 Public Health & Nutrition,Life Stages & Nutrition Science |
岐阜市健康運動教室の取り組みについて | 共著 | 日本保健師学術集会,平成24年3月 | 筑波大学との協働で取り組んでいるICTを活用した「健康運動教室」の効果と考察 | 公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
「たばこの害のないまち」を目指した取り組み | 共著 | 日本保健師学術集会,平成24年3月 | 禁煙希望者に対して市薬剤師会と行政との協働で取り組んだ禁煙教室の評価と考察 | 公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
健康運動教室の取り組みと成果 | 単著 | 全国地域情報推進セミナー,平成23年11月 | 筑波大学との協働で取り組んでいるICTを活用した「健康運動教室」の効果と考察 | 公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
市町村合併で変化した保健師の思いと活動 -保健師活動の広域化のなかで細分化した関係性を活かす- |
共著 | 保健師ジャーナル第66巻第8号,平成22年8月 | 市町村合併が地域の保健活動に及ぼす影響、保健師間の調整についての評価と今後の地域保健活動についての考察 | 公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
市民の健康づくり、健康寿命の延伸を支援するために | 単著 | 公衆衛生情報平成17年11月号,平成17年11月 | ぎふ市民健康基本計画を策定し、健康づくり、健康寿命の延伸等の施策の評価と考察 | 公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
岐阜市民健康基本計画の推進 -地域住民と取り組む健康づくり体制- |
共著 | 全国地域保健師学術研究会,平成17年10月 | ぎふ市民健康基本計画を平成14年に策定し、地域住民と協働で推進している健康づくり体制についての評価と考察 | 公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
公衆栄養学,公衆栄養活動論 Public Health & Nutrition,Public Health & Nutrition Programmes |
教育業績(Educational achievements)
授業科目の名称 | 講義等の内容 | 講義と関連する 著書・論文と関連事項 |
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公衆栄養学 | わが国の健康・栄養政策等について理解し、健康・栄養問題の現状や課題を把握し、健康づくり施策の目標達成のための知識と技術の修得、及び公衆栄養マネジメントに必要な基礎的知識を学ぶ。 | |
公衆栄養活動論 | 地域や職域等の健康・栄養問題、地域の特性や取り巻く環境・文化的要因、統計情報、公衆栄養活動の実態などを収集・分析し、総合的に評価・判断する能力を修得する。 | |
公衆栄養活動論実習 | 地域特性などを収集・分析した結果から健康課題の抽出、アセスメントのまとめ、行政栄養士としての実践活動方法を習得する。 | |
公衆衛生学 | わが国の健康及び疾病の現状、保健統計から公衆衛生の問題を理解し、公衆衛生活動の基礎的知識を学ぶ。 | |
臨地実習(公衆栄養学) | 地域特性を反映した保健活動と公衆栄養マネジメントのあり方、また管理栄養士としての知識及び技能を実践的に学ぶ。 |
社会貢献(Social contributions)
概要 | 備考 |
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名古屋工業会岐阜支部 講演会 講師 (名古屋工業大学同窓会岐阜支部 主催) |
2019年5月11日 名古屋工業大学同窓生を対象に、いつまでも生き生きと暮らすために、「統計から見える健康問題」と題して講演を行った。講演内容は、統計資料から現在の中高年の健康や食生活の問題を分析、情報提供し、フレイル予防を考え、健康寿命の延伸を目指して生活する方策についてである。 |
第92回岐阜市高齢者大学(ぎふスーパーシニアカレッジ)講師 (岐阜市高齢福祉課主催) |
2017年11月22日 高齢者大学の受講者に対して、いつまでも元気で生き生きと暮らすために、「適塩のススメ!」と題して講義を行った。講義内容は、統計資料から現在の高齢者の健康や食生活の問題を分析、情報提供し、高血圧予防のために適塩生活を送る方策についてである。 |